リレーコラムについて

パリ

手島裕司

てなわけで(前回までのぶんを読んでください)、
僕は、人一倍、東京コンプレックスが強い人間です。
でも、東京にイヤな想い出ばかりがあるわけではありません。

渋谷で「東急ハンズは、どこですか?」と道を聞かれたときは、
その後、胸を張ってセンター街を歩いたものです。

師である魚住勉さんのお宅へおじゃまし、
奥様・浅野温子さんにお会いしたときなど、
芸能プロデューサーになったような気分でした。

TCCの同期の後藤国弘さんは、
年下なのに「てっしー、てっしー…」
と可愛がってくれます。

自由が丘のハヤシライスがうまかったり、
いろいろイイコトもあった東京ですが、
やっぱり僕にとって、どうも
「手に負えないなぁ」と思う街です。
中州なら2万!と踏んだクラブが、
5〜6万円もしたりしますし、
博報堂のラウンジから眺めた東京タワーとか、
「手に負えない」が333m
そびえたっているように感じるのです。

高島屋タイムズスクエアで、超高い場所から
ハトのフンを首筋に命中させられたときなど、
(ナイフを突き刺したように痛かったです)
「ハトまで手に負えない!」
と痛感したものです。

唯一、フレンドリーに僕を迎えてくれるのは
上野公園です。あそこは、好き。
カラスを肩にとまらせて歩いている
おじちゃんとかいるけど、いいですよねぇ。

東京の他で手に負えない街といえば「パリ」です。
話せば長くなるから省きますが、
手に負えない街でしたねぇ。
行ったことないけど、ニューヨークやロンドンも
僕の手には負えないような予感がします。

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