リレーコラムについて

エスカレーター断ち

古居利康

笠原さん、ありがとうございます。
大事なバトン確かに受け取りました。
みなさまサン・アドの古居です。よろしくお願いします。

10月の半ば、有楽シネマで映画を見ました。
阪本順治監督『エルネスト』。阪本監督と言えば、撮影は
笠松則通さんのはずでしたが、この作品は儀間眞悟さんです。
長らく笠松則通さんのアシスタントだった方ですが、
この映画で初めて一本立ちされたようです。
やりましたね!おめでとうございます!
笠松さん、儀間さんには、大和ハウスのCMでたいへん
お世話になっておりまして、この場をお借りして
お祝いを申し上げます。

ところでこの映画は、わたしが還暦すぎて初めて見た
映画になりました。当日料金1,100円。これからはもう
前売り券を買わなくてもこの値段。うれしいです。

9月の終わりにサン・アドの人々に
還暦のお祝いをしていただきました。ありがとうございます。
懐かしい大手町の『鞍手茶屋』というお蕎麦屋さん
貸し切りで。うれしかったです。思い出すと涙出そうです。

「60過ぎると、終わりから逆算するようになる。」
その席で大先輩から頂戴した、貴重なお言葉です。
終わりから・・。逆算。う〜ん。

「古居さん、エスカレーターは死への近道ですよ」
サン・アドのプロデューサー斎藤由香さんに
ある時こう言われました。駅やビルで、ついつい
乗ってしまうエスカレーター。いまの時代、
あれに乗らない選択ってなかなか難しい。
由香さんいわく、運動のチャンスは日常にあるんです。
フィットネスとか高いお金払って行かなくても、
忙しくても、いくらでも運動はできる。
毎日のエスカレーターやめて歩いて昇りましょう!

由香さんがサントリーウエルネス時代に
ある先生に教わったことだそうです。
この話4月頃に聞いて、それ以来エスカレーター断ちをして、
体重4kg落ちました。それ以上はなかなか減らないけど、
でも、まぁ、これを維持しよう。

実はさかのぼって1月、ある出来事をきっかけに、
もうひとつやめたことがあります。煙草です。
意外にきっぱりやめました。自分は冷たい人間だと思いました。
40年以上愛し、吸いつづけたものを、なぜこんなに
あっさりやめる。あまりに淡白。拘泥が無い。

・・そのころから、
終わり=死から逆算して生きること。
というコンセプトを身体で感じていたのかもしれません。

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