リレーコラムについて

10年の間に – 3

小藥元

この10年で自分の中で大きく変わったことの一つは、
言い方が少しおかしいが、精神がフェアになったということかもしれない。
これが実はかなり楽になった。
独立してから、染みたれった被害妄想と隣の青い芝生というものが消えた。
博報堂時代にあれだけこぼしていた愚痴というものも、
特にいま持っていないような気がする。(ですよね???先輩)
「最近どう?」と聞かれて「大変すよ〜」というのが口癖なのは
自覚しているのだがw
活躍されている人は、いろんなことを含めて、その方の実力。
仮に自分に仕事がなかったとしたら、
自分に実力がないから。頼みたくないから。以上。(厳しいw)

フリーという厳しい世界に自ら飛びこんだ。
その決断をしたのは誰でもなく自分。だからいい訳もできない。
そして、いつのまにか、誰かをうらやましく思わなくなった。
そんなことを考える暇がない、というのが一番正しいのだが。

「なりたい人は、わたしの中にいる。」
そんなコピー(とボディー)を
キレートレモンというブランドで昨年書かせていただいた。
10年前には絶対に書かなかったと思う。
人生は、コピーになる。
だから、年を取れば取るほど、
コピーライターはコピーがうまくなる。(と僕は信じている)

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