リレーコラムについて

世界は同期している

尾上永晃

先日、
同期の村田がブルックリンボウリングについて書きました。
https://www.tcc.gr.jp/relay_column/show/id/4169
僕らの仲間内で発明した新たなボウリングのスタイルです。
つい二週間前も若手連中で集まってプレイして、
結果ぼくはメガネを失うことになりましたが
それはまた別の話。それくらい、
集まるとやりたくなるものということです。
楽しいからというのはもちろんあるのですが、
それ以上に自分たちで発明した遊びだからこそ
なにか誇らしくもあり、新たに人を巻き込みたくなるのです。

ところが、昨日。とある後輩との昼食中のことです。
「そういえば先輩、行ったやつに聞きましたよ。
ちょっと前にブルックリンボウリングってやつやったんですね。いいなあ。」
「いやいや、大変よあれ。今度誘うよ。」
「またやりたいなあ。」
「…また?」
「アメリカに居た頃、仲間内でやってたんですよ。
そういうルールのボウリング。」

ん?え?
なに?俺らの発明だと思ってたけど、既にあったの?
またまた(笑)
そうやって何か似たやつのこと言ってるだけでしょ。

「ストライクで相手チームが飲む。スペアで指定して飲む。
ガーターは出したやつが飲む。ってルールで、」

おなじだ・・・

「ターキーの場合は3杯飲んでました。ダーツでもそういうのやってて」

ターキーの場合は3杯のところで、僕はもう意識を失っていました。
だって、そのルールの方が先いってる感じするんですもの。

思えば、
ボウリングとビールと若い男を集めて
そこに罰ゲームをミックスしたとき、
ストライク=相手全体への罰ゲーム
スペア=相手ひとりへの罰ゲーム
ガーター=味方への罰ゲーム
というルールが導きだされるのは
当たり前の話だったのかもしれません。

世界は同期している。
偉い方がそんなことを言っていました。

僕は、ひじき煮を食べながら
何か大きな宇宙の意思の一部で遊ばされていた孫悟空のような気持ちになって
空を見上げたのでした。
爽やかな青空はニューヨークの夜空へと
間違いなくつながっていました。

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