リレーコラムについて

挨拶とSNSの話

藤田卓也

はじめまして、こんばんは。

岡野草平さんからバトンを引き継ぎました、藤田卓也と申します。
ご紹介いただいた通り、今年TCC新人賞をいただくことができました。
そんなヒヨっ子が書くコラムなんかより、
岡野さんお手製ピエンロー鍋(時価総額3万円)は果たして成功したのか。
そっちが気になってしょうがないという心中お察しいたします。
スミマセン、どうか一週間お付き合いくださいませ何卒。

ご紹介いただいたとおり、Twitterのフォロワーが1万人います。

正確に言えば、10,920人います。
たくさんの人に見られています。
家族にも見られています。
クライアントにも見られています。
140字を超えるこのコラムに怯えています。

こないだ、聞いたことのないネット系代理店から、
「媒体として広告を掲載しませんか」
とメッセージをいただいたりもしました。
丁重にお断りしましたけど。
もちろん、ハイパーメディアなんちゃらではありません。

SNSってみんな自由に好きなこと書いている。
最近は世代を問わず、やっている人も多いです。
だから「世の中の縮図」みたいに思われがちですが、
まったくもってそんなことはありません。

SNSには映画「マッドマックス」を見た方が
これでもか!というくらい溢れかえっていました。
映画を絶賛する記事も、たくさんバズっていました。
4D上映復活の一報にも、ネット民は狂喜乱舞。
でも、興収でいうと今年の映画ベスト30にも入っていない。
たとえば投票もそうです。
行動を呼びかける若者も、それに答える人もたくさん見かけます。
でも、実際の若者投票率は低いまま。

まぁ、こういうのはまだ良いほうなんですよね。
あくまで、ネット上にあるのはポジティブな声ですから。

でも最近増えている「炎上」ってやつはどうなんでしょう。
ほんの一部の人が悪口を書き込んでいるだけなのに、
いろんなところに取り上げられる頃には
「炎上」という烙印を押されてしまっている。
ホントは、「ボヤ」とか「焚き火」くらいのものでも、です。
そして書かれた側は「悪者」に、
書いた側は「正義」になっている。
ぜーんぶがそうだ、とは言いませんけど、
ちょっと騒ぎすぎなものが増えている気がします。
こんなこと書いてるとまた炎上しそうですけど。

先月発売された、マンガ「宇宙兄弟」最新27巻。
この巻で取り上げられたのはズバリ「ネット炎上」。
そこに名言がありましたので引用します。

「人の悪口というのは、仲間内で言う人は”凡人”
 口に出さない人は”賢人”
 不特定多数に向けて発信する人は”暇人”ですから」

暇人にならないよう気をつけながら、
僕は今日もSNSを散歩しています。

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