リレーコラムについて

ピエンロー

岡野草平

ピエンロー鍋って知ってますか?
白菜と豚バラのやつです。

誰かがSNSで紹介していて、
とてつもなく美味いと。
でもお店とかでは食べられないらしく、
自分で作るしかないとのこと・・・

ぼく、まったく料理しないんですね。
しないというか、できない。
去年、どうしてもソース焼きそばが食べたくなって、
焼きそばって、ラーメンとかそばみたいに、
単体で食べれる店ってないじゃないですか?
しょうがなく、おそるおそる自分で作ってみたわけです。

その焼きそばが、もう絶望的にまずかったんですね。
ただのソース焼きそばを、こんなにもまずく作れてしまうってことは、
もう圧倒的に才能がないんだなと。
以来、自炊を封印していたのですが、
もうお口はピエンローなわけで。

やるしかない・・・

ネットで調べたところによると、
材料は、白菜、豚バラ肉、鳥もも肉、春雨、干し椎茸、塩、ごま油。
うむうむ、意外と少ないしなんとかなるかも。

あれ?まてよ・・・?
そもそも鍋がないな・・・

というわけで、まず鍋を買いに行くことにしたわけです。

鍋といえば、ルクルーゼ。
それくらい、知ってますよ。

渋谷ヒカリエのカポーをかき分け
直営店に行ったんですね。
いろいろ質問したら、
どうやら18センチのやつがいいみたいで。
じゃあこれにします、ちなみにお値段は?と。
店員「25000円になります」

・・・・
ちょっと、舐めてましたよね。
ルクルーゼを。
いや、さすがに1万ぐらいは覚悟してましたよ。
でも、鍋で25000って!
フグ鍋食べれるやん!

まあ、買いましたけどね。
そして、東急ストアで材料を購入。
干し椎茸・・・800円!!
ラーメン食べれるやん!

なんやかんやで、合計が3万円の大台に乗ったわけです。
おそろしやピエンロー。

というわけで、干し椎茸を戻しながら、
この最後のコラムを書いてます。
3万かけたピエンローが、
あの焼きそばのようにまずかったら、
もう二度と包丁を握ることはないでしょう。

さて、リレーコラムのバトンは
今年、新人賞を受賞した「世界のフジタク」こと
藤田卓也くんに渡したいと思います。

藤田君はツイッターのフォロワーが1万人ぐらいいる
ちょっとしたハイパーメディアクリエーターです。

フジタク、よろしくおねがいします。

岡野草平の過去のコラム一覧

5055 2021.01.08 ある春の朝に
5054 2021.01.06 ノーフィアー
5053 2021.01.06 怒り
5052 2021.01.04 港区女子とスカウト
3991 2015.12.06 ピエンロー
NO
年月日
名前
5690 2024.04.17 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@新宿ゴールデン街
5689 2024.04.12 三島邦彦
5688 2024.04.11 三島邦彦 最近買った古い本
5687 2024.04.10 三島邦彦 「糸井重里と仲畑貴志のコピー展」のこと
5686 2024.04.09 三島邦彦 直史さんのこと
  • 年  月から   年  月まで