リレーコラムについて

次のコラム走者は、仲畑さんです。

小林麻衣子

さらりとタイトルを打ち込みましたが、手は震えています。

リレーコラム最後の今日、
バトンをお渡しするコピーライターはなんと・・・
仲畑貴志さんです。

え?!なんで?!と驚かれた方、気持ちはよーく分かります。
たぶん、私がいちばん驚いてますから。

初日のコラムを読んでくださった方は覚えてるかもしれませんが、

「バトン受け取ったはいいけど、渡す相手がいない、どうしよう、
何書こう、どうしよう、でも考えても仕方ないから飲みにいこうっと!」

・・・ざっと、こういう内容でした。
(初日コラム https://www.tcc.gr.jp/relay_column/show/id/3953/page/1 )

そしてその後、本当にふらっと一人で、とある店に飲みに行ったのでした。
するとそこに、すごいオーラを放つお二人が・・・。

仲畑貴志さんと、佐倉康彦さんです。

わ!なんで?!常連さんじゃないはずだけど!なんで?!
と思いながら、離れた席で飲んでいました。
お二人にはちゃんとした面識はなかったので。

でも帰ろうと席を立ったとき、たまたま目が合ったので、
「実はコピーライターでPOOLの小林といいます!」と
思い切って挨拶しました。
そしたらなんと仲畑さんが、「おう、こっちに座って、飲むか」と。

「!!!!!」

そんなこんなで、
恐れ多くも、その席で一緒にお酒を囲ませてもらい、
恐れ多くも、と言ってるくせに、
ビールとワインを、しこたまごちそうになったのでした。

このコラムのことは、その時に、最初は冗談半分でお話したんです。
「私みたいに知り合いの少ない新人から、
いきなり仲畑さんにバトンがいったらおもしろいですよね(笑)」

でも、仲畑さんはそこで、史上最強の【神対応】を発動したのです。
「たしかにおもしろいな、それ。」と。

「!!!!!」

そこから私はもう冗談半分ではなく、本気100%でお願いしてみました。

全然知らない偶然会った新人の言葉を、仲畑さんが本気で受け取ってくれて、
このコラムに仲畑さんが登場するのは、ほんとうにおもしろいと思ったから。
ワクワクすると思ったから。

そして、ほんとうに来週から、登場していただけることになりました。

最後のコラムのタイトルなので、何にしようかいろいろ考えました。
でも、表題以上に強いコピーを、私には考えられませんでした。

今回の仲畑さんの行動そのものが、
ひとつの「企画」であり、「コピー」なんじゃないか。
そんなふうに思ったからです。

「あたりまえ」をひっくり返したり、
人や世間が、ワクワクすることを実行する。
私たちの仕事の根本を、仲畑さんに、
お酒を飲みながら見せてもらった気がします。

最後にもうひとつだけ。
実はこの一連の話の中で、もうひとつ【神対応】が存在します。

佐倉さんです。

次の日、本当に仲畑さんに書いてもらえるのかな?と思い、
佐倉さんにメールで相談したんです。
「仲畑さんお忙しいと思うので、
無理そうだったら遠慮なくおっしゃってください。」

その時の、佐倉さんの返信の最後の一行です。
「・・・(仲畑さんに緊急の件が発生したりして)
もし仲畑さんが書けなかったら、私が代筆します。」

・・・佐倉さんが代筆なんて贅沢すぎますよ、佐倉さん。
本当にかっこいいです、アニキ。

ナカハタファミリーに、心底惚れてしまった今週。
おかげさまで久しぶりに、女性ホルモンが活性した気がしています。
ありがとうございます。

というわけで・・・
我らの仲畑さんの登場です。
仲畑さん、次週どうぞどうぞ、よろしくおねがいします!

———
追伸)
お二人にお会いした飲み屋はなんと・・・
弊社でやってる「スナックだるま」でした!

NO
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