リレーコラムについて

ネタ帳にメモしたこと。その2

林潤一郎

おはこんばんちわ。
(思い出しました。この素晴らしいコピーは、
 Dr.スランプアラレちゃん発でしたね)

今日は2014年のメモからネタを引っ張りだしてみます。

———
自分の力はこんなもんだと早く認めることもたいせつ
———

ある仕事をきっかけにお会いした、
プロ野球選手(現在は引退/元日本代表)の言葉です。

その方のポジションはキャッチャーで、
プロ野球選手の中ではベテランの域に入っていました。
試合全体をコントロールする、いわば、
広告業界で言うところのCDみたいなポジションだ!
と僕は思っていたので、良いチームの作り方、
強いチームの秘密、試合巧者の考えていることなど、
長い現役生活で培ったアレコレを質問しました。

スポーツ選手って、かっこいいですよね。
特にその方は、メディアでは面白い系で通っていましたが
野球の話となると全然眼の色がちがうんです。
話が熱い。内容の圧がすごい。
一芸を極めた人間のパワーは想像以上です。

先の言葉は、どういうことなのか。
それは選手にこんな質問を投げかけたときの答えでした。

「キャッチャーは、ピッチャーの女房だと言われますが、
 これまで出会った優れたピッチャーに共通すること、
 あるいはあなたが大切にしていることを教えてください」

「僕自信の経験で、これだけは言えるということがあります。
 それは、早い段階で自分の力はこんなもんだと
 認められることのできる選手は活躍する。
 プロ野球の世界は高校野球で大活躍した、
 一般から見れば、トップクラスの若者たちが入ってきます。
 でもね、プロって、本当にレベルが違うんですよ。
 もうコテンパン。まったく歯が立たない。
 ここでプライドが先に立つか、先の話しように、
 いちど自分の過去の栄光を捨ててやり直せるか。
 自分に足りないものを冷静に探して、並べて、
 いちから磨いていく、地道な努力ができるか。
 僕は一流と二流の差がここにあると確信しています」

老子が残した、
『足るを知る者は富む』
という言葉に通ずるものがありますよね。

2014年から(もう遅い?)、僕はこの言葉を、
コトある毎に思い出すようにしています。

この世界には自分よりもすごい人ばかり。
それが当然。悔しがってもがいて見失って、
折れてふてくされて投げやりになって、
世界中に恨み節を吐くような人間になるのか。
それとも自分に圧倒的に足りないもの、
どう考えてもいまは誰かに任せる方がいいもの、
に気づいて認めて仕事のミッションを達成することに
しっかりとコミットできる人間になるのか。
早く一人前になりたいけれど、焦らず、
一つひとつ丁寧に磨いていくことができるか。

リレーコラムのバトンがまわってきたおかげで、
また、いいネタを反芻するきっかけになりました。
マジメで照れくさいこと書いてしましましたが、
明日もどうぞよろしくお願いします。

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