リレーコラムについて

アジアの島国でがんばります

梅田大輔

ここ数年は、海外展開する企業の取材や、
グローバル人材を育てようとする大学の取材などで、
東南アジアや中国、インドへと
行かせていただくことも増えました。

まさに成長の真っ最中という国々は、
若いエネルギーにあふれていて、
それは比喩ではなく、去年行ったカンボジア、
今年行ったフィリピンなどは
街が若者だらけという印象。
国の平均年齢が23〜24歳だというのは、
日本とはだいぶ雰囲気が違うと感じました。

でも一方で、川で遊んでいる子たち、
よく日焼けした農家の人、市を出しているおばちゃんたち、
真新しいショッピングモールのレストランで
食事している若い家族の姿などを見ているうちに、
懐かしいような感覚にとらわれます。
自分の子どもの頃のような感じというか、
小さい頃、近所にこういう人いたなあとか、
今の自分の家族もはたから見たらこんな感じだなとか、
だんだん帰国する頃には、
同じだなと感じながら帰ることが多いです。

日本の日常に戻り、仕事に向かおうとバス停でバスを待っていて、
ふと日差しが額に熱く感じたりすると、
東南アジアの空や人を思い出し、
自分もアジアのおやじの一人だなと、
嬉しいような、前向きな気持ちになります。

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