リレーコラムについて

新人としてがんばります

梅田大輔

どうしても昼間は都心での取材や
打ち合わせで、夜になってから文章を書き、
神奈川の自宅には寝るだけに帰るような生活になりがちでした。
それが、今年の春から、次男坊の小学校の
PTAに誘ってくださる方がいて、
役員の仕事をやることになりました。

月に2回は小学校の校門の前で朝のあいさつをしたり、
月に1回は学校で全体のミーティングがあったり、
土日にも他の学校のPTAの方との会合、地域教育会議、
社会福祉協議会、防災関係の会合があったりと、
けっこうやることは多く、取材等とぶつかって出られないときもあり、
最初はお引き受けてしてしまったことを後悔したりもしました。
会議でも、お母さんたちや先生方の
会話についていくことができず、
右も左もわからない新人、という感覚を
久々に味わいました。

数ヶ月やってきて見えてきたのは、
学校のことや地域のことを無償で、献身的になさっている人が
うちの地域に、こんなにもいたんだなあということ。
お母さんたちや先生方も大変だったんですね。
自治会とか町内会とか消防団とか、
自分の親父くらいの世代の方たちに会うことも増えました。
この土地に9年くらい住んでいても、
夜遅く帰ってきて土日も仕事に出ているような生活では、
自分の住んでいる地域をまったくわかって
いなかったのだなということを知りました。
これはもったいないことをしていたのかもなと思いました。

というわけで、まだ新人として始めたばかりの
おはずかしい状況ですががんばります。

それにしても、そういう場で
「仕事はコピーライターをやっています」と言っても、
キョトンとされることは多いですね。
誰もが知っているような広告を言って、あれをやっているんです、
と言う感じで言ってみたいものですが、
そうもいかないので、「毎日、作文をいっぱいしていまして〜」
などと説明しています。

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