20年間自転車に乗れなかった女が15分で乗れるようになるただひとつの方法
こんにちは。さとうまいはです。
私は、20年間自転車に乗れませんでした。
坂道が多い街で自転車に乗る機会がなかったとか、
親が厳しくて自転車に乗せてもらえなかったとか、
そういうことじゃありません。
ガチです。
物心がついたときから、
長い休みになると、近所の公園に自転車の練習にいきました。
それでも乗ることができず、
うす暗い気持ちになりながら、
とぼとぼ家に帰ったことを覚えています。
「わたし、自転車に乗れなくたっていい。
まいにち、運転手つきの車に乗れる身分になる」
そう、幼心に決意したぐらいです。
そんな私が、京都の大学に入学してしまいました。
自転車に乗れない=「死」を意味する街です。
当時下宿していたアパートは大学から自転車なら10分ですが、
歩くと30分はかかりました。
そうなると何が起こるか。
大学にいかなくなるわけです。
不良のはじまりです。
酒を覚え、男を覚え、自堕落な生活のはじまりです。
「すべては、自転車に乗れなかったばっかりに…。」
すっかりやさぐれきっていた私。
しかし、そんなとき福音がおとずれました。
「佐藤、おまえこれを受けろ」
当時テレビ局でバイトしていた私に、カメラマンの先輩が
一枚の新聞をわたしてくれました。
その小枠広告に、こう書いてあったのです。
「自転車教習所―今まで何度練習しても乗れなかったあなたに―」
関西サイクリングスポーツセンターというところで行われている
計2日のレッスンでした。
私は、藁にもすがる思いで応募しました。
すると、どうでしょう。
なんと、レッスン開始15分で、自転車に乗れるようになったのです。
今まで20年間自転車に乗れなかった私、
しかも、練習しても乗れなかった私が、
たった15分で乗れるようになったのです。
20年間自転車に乗れなかった女が15分で乗れるようになるただひとつの方法-
それは、プロの指導のもと、
「正しいやり方で、学ぶ」ということです。
私にとって、レッスンは目から鱗の連続でした。
自転車に乗れなくて困っている方。
ぜひ、プロの手を借りて指導を受けることをお勧めします。
「ものにはやり方がある」
当たり前なその事実に気が付いたのも、このレッスンがきっかけです。
私は20年間、自転車に乗る練習をしてきました。
しかし、その方法は指導者に言わせると
「もっともマズイ方法」でした。
どんなに努力しても、
どんなにがんばっても、
やり方が明後日の方向を向いていたらだめなんだ。
やり方ひとつで、こんなに成果が変わるんだ。
私が、「やり方」に目覚めた瞬間です。
それ以来、前回コラムに書いたような
無意識にやっていた勉強法やなぜかうまくいったときのコツみたいなものを
体系的にまとめるようになりました。
佐藤雅彦さんが、紫綬褒章を受章されたときに
「作り方を作りたい」というようなことをおっしゃていました。
私も、どんな些細なことでも
やり方をつくっていける人間になりたい、と思っています。
それが、おいしいチャーハンの作り方でも、
新しいメディアビジネスでも、
なんだっていい。
そのやり方をみんながマネできて、自走できるシステムが
ひとつでも作れたら、わたしは幸せです。
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コラムに最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
次回は会社の大先輩、木下一郎さんです!!
かなり無茶を聞いていただき、今回快く引き受けてくださいました。
木下さんのコラム、楽しみです。
それではよろしくお願いします!
さとうまいは
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