リレーコラムについて

ソファーの下のみかんとちょっとした決意

武田さとみ

さいきん「ぬ」と「ね」の間の音を発音するゲームが、
家族で流行っています。
うまく発音できると、なんともいえない気持ちになります!

こんばんは、たけだです。3連休も終わりですね。

ずーっと、「時間」というものに興味があります。ものすごく。
時間は、好きで、おそろしくて、すてきです。

アステカ文明のころに縫われた布を見て、
それが今あること、縫った人がかつていたこと、
その人にもきっと家族がいたこと、
私に見られるなんてきっと思っていなかったこと、
に思いを馳せてじーんとしたり、

消費税8%のニュースを見て、
「これが歴史の教科書にのって、
 将来どこかの小学生が『消費税8%が何年とか覚えらんねー』って
 ぼやくんだろうなあ」と妄想したり、

ソファでみかんを食べていて落としてしまって、
ころころソファの下に転がった一房を、
今拾わなかったらいつか腐るんだろうなーと想像したり、

どんなにがんばっても冬を越えられないセミに
ひっそりと敬意を表したり。

これらは、
わたしにとっては、
ぜんぶ「時間」です。

時間が流れている、ということを考えるだけで、
いろんなことを想像できます。

こどものときから、
ちょっと先から今を見ているような感じになることが
ときどきあって、

小5くらいのときに
「あ、もうすぐいま感じている大人に対する不平不満を
忘れてしまいそうな気がする…!」と危機を感じて、
むりやりその時の不満を日記に書いたりしていました。
(うまく書けませんでしたが)

このごろ、有志メンバーで生み出したばかりの
TCCC(東京コピーライターズクラブ大学)という
「きょう聞いて、明日つかえる」をモットーにしたコピー勉強会も、
3年後「いやあ、色々できて楽しかったねえ」と
みんなでわいわいしている姿が見えるような気がしています。

TCCにせっかくいれてもらったので、
楽しくて、ひとのためになって、
どうせなら同世代がガッと熱くなるような
(パーティーで多田琢さんに、「大丈夫?最近の広告は。」と
言われてあまりにもかっこよくて何も言い返せなかったのが
悔しいので、言い返せる世代になりたい、私は)
ことがしたいな、
と思ってギャーギャー言っていたら、
こうやってひとつのプロジェクトが生まれて、
TCCってなんて素敵なところなんだ、と思っています。

がんばります。がんばりましょう。よし!!

と、いうわけで、
とっても自由だったコラムも、
次の方にバトンタッチです。
ああ、楽しかったです。

おつぎは、そのTCCCのメンバーの境 祐介さん。
新人賞同期の、とっても頼れるお兄さんです。
いつも会議でじっとみんなの意見を聞いて、
ぱっと一言でまとめるのがかっこよくて、
真似して話してみるのですが20秒でギブアップしてしまいます。

そんなすてきな境さん!
よろしくおねがいします!

ではでは、1週間ありがとうございました。
たけださとみでした。

NO
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