リレーコラムについて

丸見え

萩原ゆか

6月に出来た表参道のアップルストア、
かっこいいですよね。
バーンて、全面ガラス張り。
潔い。

でも、通りを挟んで見るとかっこいいのだけど、
店の前を歩くと、スケスケすぎて、
なぜかちょっと気恥ずかしいのは、
わたしだけでしょうか?

なんて思いながら、モジモジ歩いていて、ハッとした。

なーに言ってんだ、わたし。

我が家の浴室は、全面ガラス張りだ。
ついでにトイレと洗面所も。
たしかにアップルストアみたいに、堂々としてはないけれど、
こっちの中味はハダカだ。

家を建てたのは、8年前。
「渡辺篤史の建もの探訪」にも出た。
渡辺篤史が素敵なお宅を訪問し、片っ端から褒めていく、あの長寿番組だ。
我が家に遊びに来た人には、ほぼ強制的に、その録画を観せている。
自慢と、前はこんなに片付いていてキレイだったんですけどね、
みたいな言い訳を込めて。

浴室をガラス張りにするというプランには、
最初は、抵抗があった。
丸見えはどうか、と。
でも、暮らしてみれば、なんのその。
今じゃ、みんな裸族だ。
いや、裸族になりそうなところを、
わたしが必死におさえている。
お風呂から出たあと、そのままハダカで漫画読んだり(息子)、
ぬりえしたり(娘)、テレビ観たり(ダンナ)しているので、
「パンツくらい履きなよ。」と言って回っている。

それはそうと、
わたしの胸はどこに消えたのだろう。

もともと、無いっちゃ無かったけど、
2人目の授乳が終わると、
見事なまでに、消えた。

母親がそんなだからか、
娘のうたは、巨乳にあこがれている。

「うたちゃんもおっぱい大きくなる?」
「そうだね。これくらいになるよ。」

わたしがうたの胸の前に手を当てると、
うたはその遥か前方に手を伸ばす。

「やだ。こーんくらいがいい。」

たぶん、残念ならが、そうはならないにしても、
お風呂はブラインドを閉めて入るようにしよう。

さて。
来週は、橋爪敬子さんです。

肌は雪のように白く、
唇は血のように赤く、
髪は黒檀のように黒くーーー

橋爪さんに会うと、
いつも白雪姫の冒頭を思い出します。

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