リレーコラムについて

アギーレジャパン

萩原ゆか

今夜は、アギーレジャパン第2戦。
日本vsベネズエラ。

息子が小学校に入り、サッカーを始めると、
週末はいつもサッカーになり、
ダンナは審判の資格をとり、
家中にキャプテン翼の漫画が転がり、
日曜深夜のやべっちFCは録画予約され、
毎晩、壁に向かって蹴られるボールの音が聞こえ、
蛍光TOKYOの前田さんのおかげで入手した本田のサインが家宝となり、
なんとなく、日本代表戦くらいは、わたしも観るようになった。

相変わらず、さほど興味はないけれど、
朝、新聞を開くと、アギーレジャパンの文字に目がいったりする。

アギーレジャパンといえば。

娘のうたは、「アギーレジャパン」のことを、「アギーレバチャン」と言う。
アギーレは言える。
ジャパンも言える。
でも、続けて言うと、アギーレバチャン。
何度言っても、アギーレバチャン。
おもしろいので、ついつい何度も言わせてしまう。

「ねぇねぇ、うたちゃん。サッカーの日本代表って何て言ったっけ?」
「アギーレバチャン。」
「え?なに?アギーレ?」
「バチャン。」
「ごめん。もう一回。」
「だからぁ、ア、ギー、レ、バチャン。」

でも、ふと、ジャパンもバチャンも水の音の表現だなと思い、
うたが脳のどこかで、そういう覚え方をしたんじゃないかという気がしてくる。

うちの母は、あの人気漫画の「ワンピース」のことを、
「スカート」と言っていた。

なんとなく、同じ血が流れているのを感じる。

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