リレーコラムについて

検索の果て。

坂本和加

ひとは知りたい生きもので、
いちど検索がはじまると検索が検索を呼び、
どんどんネットサーフィンして
気がついたら、あらもうこんな時間!
なんてことはザラにある話。

今では考えられないだろうけれど、
インターネットが普及し始めた頃には、
「検索の果て」というのに出会うことがあった。
そこには、ほんとうに何もない。虚無。からっぽ。
せつないメッセージのような何かがあったかもしれない。
けれどもう忘れてしまった。
思えば、検索の果てには、
検索をなかったことにするかのような潔さとか、
ほんとは開けちゃいけない扉を開けてしまったような驚き。
インターネットの敗北感のようなものがあったように思う。

でも、なんだか今になってみると
検索の果てに、わりとすんなりと辿り着けてしまった頃がなつかしい。
いまはもう、どんなにめちゃくちゃな言葉を入れたとしても、
検索の果てなんて、見つかりっこないのだから。
なにか悪い夢を目の当たりにしたかのような、
そうだそうだこれでよいのだと、思えるような。
検索の果て。不思議な場所。

もしあなたが、
検索の果てを見つけてしまったら。
その方法を、こっそりと教えてください。

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