リレーコラムについて

そしてコピーはどこへゆく?

児島令子

いよいよ最終日。
みなさんとのお別れのときが近づいてきましたね。
私はいま、「今日ですべてがおわ~るさ♪」の泉谷気分です。
(いやあ、仕事しながら毎晩書くの、けっこう大変だったのよ。)

さて最終章は、タイトルにあるように、
広告を取り巻く状況が変化するなか、コピーはどこへ向かうのか?
その新たなコピーの地平について私なりに考察してみよう
とは思いませんでした。

そんなんわかるわけないです。

替わりに、今日は軽く楽しくアプリのお話です。
も、もしかしたら、宣伝かもしれません。
宣伝は許さん!という方にはスミマセン。ごめんなさい。
でも宣伝だけでもないので許して。

昨年秋、earth music&ecologyからでた公式カメラアプリ、
「earth photo&diary」のお話です。
2ヶ月で80万ダウンロードされたので、
ツイッターやってる若い人は知ってる人多いと思いますが、
私のまわりの広告業界の人は知らない人も多いので。

このアプリが普通のカメラアプリといちばん違う点は、
撮影した画像に、
アースのロゴと、キャッチコピーを入れられるという点です。
(キャッチコピーはどれも実際の広告で使用しているものです。)

つまり、誰でも宮﨑あおいちゃんになれる?アプリです。
自分の撮った写真を加工して、アースのポスターやカタログの世界観を
女の子たちに楽しんでもらおうと作りました。

が!リリースしてみると、その使われ方は予想を超えていました。
どんな使われ方かというと、ツイッターをしてる方は、
#earthphoto で検索して画像欄を見ると、
リアルタイムのみんなの投稿がずらっと出て来ます。

ツイッターしてない方はこちらのまとめを。
http://matome.naver.jp/odai/2138199475164698301

どうでしょう。なんでもありですよ。
ちゃんとかわいく使ってくれてるのもありますが、
こんなつもりで書いたコピーじゃないのに、、、、という画像も。
私はコピーライターとして、大怪我してるような気もします。

だけど!(ここで本日のコラムのタイトルに関連してきますよ。)
これは広告コピーというものの新たな地平への入り口の、
そのまた入り口の入り口くらいの出来事と言えないでしょうか。

「読むだけのコピーから、まいにち使えるコピーへ」、
あるいは「神棚コピーから、普段使いできるコピーへ」とか。
客観的に見てたコピーを、主観的に使うという新たな行為。

私はいま、自分のコピーライター人生の中で、
かつて体験したことのない不思議な感覚におそわれています。
これが広告にとってどういう意味をもたらすのか、もたらさないのか、
私にはまだわかりません。未知の領域です。
学生さん、誰か卒論で書いてください。書いたら私に送って。

まあ理屈はおいといて、
やってみるとけっこう楽しいんですよ、このアプリ。
スマホのみなさん、よかったら無料なので遊んでみてください。
http://www.earth1999.jp/emae_app/

ちなみに、宮﨑あおいちゃんも使ってくれてるそうです。
けど、あおいちゃんになれるアプリを、あおいちゃんが使ったら、
どうなるんだろ?

さてさて、
5日間読んでくれたみなさんありがとうございました。
来週のコラムは、、、、じゃ〜ん!
ワトソン・クリックの中治信博さんです!私が読んでみたい人です。

中治さんにコラムのお願い電話をしたら、
「あの〜中治さん、忙しいとは思うんだけど、、、、」
「え?なに〜?」
「あのね、来週リレーコラム、、、」と、「ム」までしか言ってないのに、

「ほーほーほー。ふん、ふん、ふん。え〜よ〜」ですって!

なんて感じがいいんでしょう。なんて男らしいんでしょう。
ただいまコージーズの、広告人の好感度格付けで、
中治さんはトリプルAに輝いています。

では来週は、すてきな中治ワールドをお楽しみください。

NO
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