リレーコラムについて

メタ・メッセージ

吉田早苗

キラキラしている李和淑さんから「14年ぶりですよ~」と
バトンをもらった吉田早苗です。
皆さま、ご無沙汰しております。
そして初めましての皆々さま、今週よろしくお願いします。

私は、ブログもツイッターもやってないし、
フェイスブックは物理的にも重い腰をあげてエントリーしたものの
突っ込みどころがわからず、
「いいね!」を押すタイミングが微妙にズレてる?
と、こんな距離感ですが、久しぶりに感じたことを書いてみます。

本日は「メタ・メッセージ」について。
(いきなり、重め)

ちょっと前に、養老孟司さんにお話を聞く小さな会があって
そこで聞いたことがアタマから離れないのです。

養老さんが、ある日、自分の誕生日(昭和12年)の
新聞のコピーをもらい、
その1ページ裏表だけの簡素な新聞は、
すべて、中国での戦況で埋め尽くされていたと。
それを眺めているうちに、
「あ、これがメタ・メッセージか」と気づき、実感したそうです。

つまり、戦況しか書かれてない新聞には、
強盗事件も、火事も、痴漢も、汚職も、経済事件も、
なにもかも今はニュースにならない、取るに足らないという
無言のチカラが込められている。
その時の日本には、戦況以上に大切なことはないという
「メタ・メッセージ」が埋め込まれていると。
そんな背後にある、書かれない大きなメッセージ・・・

広告と「メタ・メッセージ」
コピーライターと「メタ・メッセージ」
3・11と「メタ・メッセージ」

先日久しぶりに新宿のゴールデン街で飲みながら
広告業界の3人(中高年男子)にこの話を持ち出したら、
軽くかわされ、面倒くさい顔をされ、結局スルーされました。
で、モヤモヤしていたので、コラム化してみたのでした。

明日は、「野鳥健康法」について。(たぶん)

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