リレーコラムについて

恩のあるCM

湯屋泰宏

こんにちは。
今年、やっとこさ新人賞をいただいた
電通中部支社の湯屋泰宏です。
せっかくの場なので、広告のこと書きます。

もう20年くらい前の話です。
僕は大学で水球というマニアックなスポーツをやってました。
高校も水球部だったのに、
ホントたいした選手じゃなかったんですけど。

1年生の冬に、とある試合で右肩を脱臼しちゃった僕は
手術やらリハビリやらで2年間、試合に出られなかったんです。

周りはどんどん上手くなってポジションなくなるし、
チームが負ければ「俺のせいだ」とか勝手に落ち込んだり
気持の浮き沈みが、すごく激しかった時期でした。

これ、体育会でスタメンじゃない人の多くが
ぶち当たることかもしれないんですが
「それなら、もうやめよっかな」って、僕もなったんですよ。

で、そんなときに見たのがナイキの「アガシv.s サンプラス」。
ふたりのトップ選手が路上でゲリラテニス!って企画なんですけど
たまたまテレビで流れていたそのCMで、
気がついたら泣いちゃってたんですよね、僕。
たぶん、たったの30秒で。

最後に出た”JUST DO IT”に
「好きだったら、やればいいじゃん」
って言われた気がしたんです、当時の僕は。

あのCMに出会ったおかげで
僕は大好きな水球をつづけることができました。
また試合に出られるようになりました。
その後、なぜか主将に選ばれて
貴重な体験もさせてもらいました。

広告ってすごい。
僕は身をもって体験してます。
そしてつくる側にいられて、やっぱり幸せです。

いつか、こんどは自分の人生を変えられるような広告を
自分でつくることができたら、いいなぁ。

今日は青くさいコラム、失礼しました。
みなさん、いっしょにがんばりましょう。

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