リレーコラムについて

さようなら〜ガーデンシネマ

忽那治郎

もうご存知、ですよね。
恵比寿ガーデンシネマが閉館しちゃったの。
とても残念、ていうか、驚いてしまった。
近年すっかり足が遠のいていたくせに、
勝手に人は入ってると思いこんでたので。

いい映画かかってたのになぁ。
1994年の開館時の
ロバート・アルトマンの『ショートカッツ』にはじまり、
ウェイン・ワンの『スモーク』とか、
ハル・ハートリーの『フラート』とか、
何より僕的には
「ウディ・アレンの新作がかかる映画館」として
ちょっと特別な存在だったんですが、
そんな人も多いんじゃないでしょうか。

最終日は皮肉にも大盛況だったようで、
「こんなに来るなら、普段から来てほしかった」と
とあるファンの方がコメントされてましたが、
ごもっとも。
僕もそんな、かついじゃいけない片棒かついだ一人です。
仲畑さんの名コピー、
『無くしてわかる有難さ。親と健康とセロテープ』
に加えたい気分です。

メジャー系のシネコンがつぶれるならまだしも、
ミニシアター系がつぶれると、
映画が痩せていくようで悲しい。
やっぱ人類、ネットに時間やら意識
取られ過ぎなんじゃないかなぁ。

NO
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