リレーコラムについて

そのとき競合は企業を救うのか

忽那治郎

こんにちは。
津田CDからバトンを受け取った忽那です。

コラムページの冒頭に
「花形職業?のコピーライターはそれなりに面白い人生を送っています。」
とありますが、「いやいや、そうでもないよ」
仕事しかしてないと、こういうときネタに困ります。

というわけで、最近見た(といっても半年くらい前!)TVの話。
韓国のドキュメンタリーを紹介した番組で、
そのドキュメンタリーのタイトルは
「そのとき、人は助けるか」

番組は、実験します。
そのとき、人は助けるのか。

そのとき? 試験中
とある大学でダミーの試験をします。
で、5、6名の学生が受験しする様を隠しカメラで観察。
しばらくすると、教室の扉の向こうで
人がのたうちまわるうめき声が…。
な、何だ?と学生たちは答案用紙から顔を起こす。
が、顔を見合わせるだけで、
席を立ち、扉をあけにいく学生はいない。

では、同じ実験を一人で受験中の学生に対して行うと、どうか。
何名か実験したところ、
全員が扉の向こうへ駆けつけました。

そのとき? すれ違いざま
おなじくキャンパス。
両手いっぱいに荷物を抱えた女の子が、
2、3人のグループが通り過ぎるとき、
故意に荷物を落とし、その反応を見ます。
結果。
概ね彼らは一瞬足を止めるも、
彼女が自分で荷物を広いだすと、
顔を見合わせて通り過ぎていきます。

では、同じ実験を一人で歩いている学生に対し行うと…
ほぼ全員が、「大丈夫?」と
荷物を拾うのを手伝ったのです。

これを、心理学用語で「傍観者効果」と呼ぶんだそうです。

番組はこう結びます。

人間は複数いると、誰かやるだろうと責任を放棄する。
が、キミしかいないという状況になると、とてつもないパワーを発揮する。

なるほど!

競合って、
社内競合って、
あるいはとりあえずボカボカ人が投入されるチーム編成って、
どうなんだ?

NO
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名前
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