リレーコラムについて

すみません。

阿部祐樹

みなさん。ご心配おかけしました。
ちょっとリレーほったらかしでした。

タスキかけたまま、
コースまちがえて走ってったんじゃないの?
って、今年の箱根駅伝みたいな
ご指摘までいただきまして。

僕らの仕事の宿命でもありますが
ここ数日、仕事が同時にひっくり返るわ、
新しい作業がふってわくわ、
営業をどなったり、プロデューサーにどなられたり
クライアントに言い訳したりしてました(笑)。

しかしあれですねー、仕事のメールって
ほんと、【緊急】とか【大至急】とか
タイトルにつけすぎの人、多くないですか?
それ、おまえにとっての「一大事」なだけだろっての、が
すっごく多いです。とくに、ここ最近。
起こった出来事だけすぐ伝えて、
役割果たしたって思うなっての。
ニュースか、おまえは、って。

でもケータイやらメールやらのおかげで
仕事に関しては、確実に
忙しくなっちゃいましたね。
別に昔の方がよかったなんていうつもりは
サラサラないんですが
いや、変わったなー、仕事の仕方がって。

もう帰っちゃったから、
仕事の連絡つけられないって、ないですもんねー。

ケータイやメールがなかった頃は
「作業、全部ストップさせてください」という
営業のメモが、隣の先輩コピーライターのデスクに
むなしく貼ってある金曜の晩、とか、

「休み」と行先ボードに書いてある先輩の
奥様からの電話にとっさに、
言い訳を考えなきゃ、と機転を利かす、とか、
ありましたもんねー(笑)

(そんなこと言いつつ、
 僕も昨日の夜に急遽勃発した作業で
 大先輩コピーライターの
 ケータイ鳴らして、出ていただいた瞬間
 あーー助かったぁって・汗)

そうそう、メールやケータイに乗っかってく
コピーにも、わかっていながら
いつまでも違和感がありますねー。

じつはうちの部署、
昨年、新入社員をCDにつける、
(配属という意味でなく、徒弟的に)という
粋なのか無謀なのか微妙な計らいを
角田誠局長が思いつき
昨年からササキくんという22才が
くっついてるわけです。

山ほど写経させたり、原稿用紙の使い方おしえたり
コピー死ぬほど書かせたりしてるわけですが
でもやっぱり、メールで打って
チェックしなくちゃいけない場面が
けっこう少なくない。

ちゃんとひとつずつ、一枚の紙に向かって
考えてキーを叩いてるのならいいけれど
もう、いわゆるメール感覚で
キャッチフレーズを箇条書きに、
コピペで直してたりするうちに
コピーとしての「力」というか「魂」が
確実に失われていくわけです。

いいコピーは書いても打っても
どちらでもいいコピーだけれども
だめなコピーって
書体で打ってると書いてるほうは
一瞬いけてるかもって
思えちゃうことってないですかね。
なんかそれっぽく見えちゃうみたいな。

別にコピーは書いたほうがいいなんて
言ってるんじゃないですよ、ほんと。

だって、もう、コピーを「書く」ということが
とても特別で、ほとんどが
「打つ」とか「叩く」行為なわけで
そんな今、写経も、キーを叩いて写すほうが
いいかもしれないなぁ、くらいに思ってます。

結局、いいコピーを書くのは
その人の、そのものに対する探究心がどこまで
深いかということなので
書こうが、叩こうが、そんなこと、どっちでもいいんです。

ただ、前の回の悦男さんが
万年筆にこだわってる話とかすっごく共感するし、
僕自身、ペンテルのサインペンを使う前に
わざと片側をつぶしてから書く、
みたいなことを教わって、うひゃーかっこいいなぁ、
って思ったもんです。

へーあの人、こんなペンなんだ。
へーあの人、こんなクセ字なのかって。
いいか悪いかじゃなく、楽しいですよね、書くのって。

みなさんはそのへん、どう考えてます?

(すんません。サボった罰として、もう一回分、
 次回ランナーの指名とあわせてこの週末に書きます!)

NO
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