リレーコラムについて

大人の絵日記

川名宏昌

週末、フジロックでしたね。
盛り上がったのかなー。
そんなムードをはるか遠くに感じながら、
自分は妻と風邪ひきの娘2人と家に閉じ籠っておりました。

絵具を引っ張り出してきて、
うえの娘(あーと言います。4歳です)とりんごとぶどうを写生したり、
したの娘(さーと言います。こちらは11ヶ月)に哺乳瓶で薬を飲ませたり、
4人で『オーシャン』のDVDを見ながらかわるがわる居眠りしたり。
子どもの相手をし続けるというのもそれはそれでひと仕事ですが、
とはいえなんとも平和な週末でした。

毎日、毎日。
子どもたちって面白いです。ホントに。

「パパ、コップポーンたべたい」(=ポップコーン食べたい)
「パパ、プロールできる?」(=クロールできる?)
「パパ、マドレーヌのりたい!」(=モノレール乗りたい!)

まあ、ただの言い間違いですけどね。
あと、どこかで聞き齧ってきた言葉が突然ブームになったり。

「パパ、いま何時?」
「8時30分」
「だと思った!」
「パパ、いま何時?」
「8時33分」
「だと思った!」

この繰り返し。
だから何なんだっつーの!
なんていうか、イラッときます。

こういう毎日の面白ネタって、
次から次へと生まれては忘れ去られてゆくわけで。
こんなに楽しい気分をもらってるのに、なんだかもったいないな、
なんて思ったのが半月前のことでした。

というわけで。
娘の夏休みが始まった7月17日(土)から、
「大人版 夏休みの絵日記」なるものをつけ始めました。
夏休みの宿題だったあの絵日記を、
親になった自分がつけたら一体どうなるんだろう?
という、ただの好奇心でやってるんですけど、
これが、案外、写真やホームビデオとは違う面白さがあって。
夏が終わる頃にはどんな記録が残るか、ちょっと楽しみになってきました。
でもさすがに絵は書いてないし、俺は夏休みじゃないし、って考えると、
ただの日記じゃないか!!という説もあります。苦笑
まあ、それはそれ。

ちなみに昨日はこんなでした。

 8月2日(月)
 やっと日記が今日に追いついた。
 5日分、いっきにまとめ書きはキツかった。 (←ダメじゃん!)
 今日は午前中から品川でプレゼン。
 家を出るまえ、あーがものすごい勢いでタラコご飯を平らげた。
 午後から終電まで企画と打ち合わせの繰り返し。
 (妻)がメールで、さーが初めて歩行練習機を使って
 よちよち歩いてくる映像を送ってくれた。
 打ち合わせ中だったので、こっそり再生しようとしたものの
 「さーちゃん、すごい!すごい!」という
(妻)の絶叫が聞こえて慌てて止めた。
 夜までずっと返信できずにいたら、反応が遅い。つまらん。もうメールしない。
 と、えらい不機嫌だった。

・・・・・。
他人が読んで面白いのかな、これ。
だんだん心配になってきました。

今朝、この日記を書いていたら、(翌朝書くのが日課なので)
となりで見ていたあーが「あーちゃんのあ、見っけ!」と指差してきて。
そのくだりを読んであげたら、

「パパ、それ会社の先生に見せないでね」(会社にも先生がいると思っているみたいで)
「なんで?」
「だって、あーちゃんのこと書いたでしょ。恥ずかしい」

あーちゃん、ごめん。
パパ、こんなに大勢の人に見せちゃった。
それにしても、驚きました。
まだまだチビだと思っていたのに、
もう一人前に恥じらいなんか覚える女になってきたとは・・・。
これはこれで今日の発見なのでした。

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