リレーコラムについて

どう考えてるのか。

中村直史

以前会社で、
何かを考えるとき言葉で考えるか
映像(絵)で考えるか
という議論になったことがあって、
そのとき「言葉で考える派」「映像で考える派」
「どっちも派」「そんな議論どうでもいい派」
の4派に分かれたのですが、
僕自身は長い間、言葉で考えていると思っていました。

でも「どっちも派」の人から「ほんとにそうか?」
と言われて、そうするとなんだか自信がなくなってきて、
ためしに自分がどんな風に「考えて」いるのか
を見極めようとトライしてみました。

じいっと集中して自分の思考を追いかけてみる
みたいなことをやるわけですが、
これ、しばらくやっていると気持ちが悪くなりました。

階段を下りるときに、
自分の足がどんな動きをしているのか
確かめようとしたら、とたんに階段が下りられなくなる
という話を聞いたことがありますが、
それに似ているのかもしれません。

考えているそのプロセスを見極めようとすると
考えられなくなります。
そして頭がおかしくなりそうな感じがします。

ただそのとき感じたのは、言葉で考えているというよりは、
どうも言葉になるまえのもやもやとしたようなものもあって
そのもやもや自体も考えるという行為で、
言葉は半歩遅れて出てきているような印象はありました。

心に浮かびつづける言葉は考える手段のようでいて、
じつはある程度考えた結果なんじゃないか
という気がしたのですが、
ここまで書いてきて、この話相当どうでもいいなあと
不安になりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひきつづき、コラムを引き継いでくださる方を募集しています。
僕と共通点のある方、
なんておこがましいこと書きましたが撤回します。
そういう基準全くナシであります。必死です。
だれにも引き継げないのではと心配です。
でも、できれば、知らない方にバトンを渡したいと思うのです。

中村直史の過去のコラム一覧

5685 2024.04.06 追伸
5684 2024.04.05 昨日の補足
5683 2024.04.03 震えながら胸を張る
5682 2024.04.03 風景は大教育
5681 2024.04.02 風景のオリエン
NO
年月日
名前
5691 2024.04.20 長谷川輝波 #マイナス5キロジーンズ@韓国の街中
5690 2024.04.17 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@新宿ゴールデン街
5689 2024.04.12 三島邦彦
5688 2024.04.11 三島邦彦 最近買った古い本
5687 2024.04.10 三島邦彦 「糸井重里と仲畑貴志のコピー展」のこと
  • 年  月から   年  月まで