リレーコラムについて

走ること

小川勝己

紹介にもありましたが、ここ4年ジョギングにはまっています。
今、空前のマラソンブームですよね。特に女性ランナーが増えています。
それも美人ランナー多し、颯爽と抜かれます。それも、余裕で。

僕自身はレースに出場するペースは年1回のフルマラソンと
2回程度ハーフに出場するぐらい。
TCCランナーズクラブにも入っていますが幽霊部員です。(スイマセン)
タイムは自慢できるほどでないので内緒です。
ジョギングに対する座右の銘は「参加することに意義がある」です。
それでも走ることはお勧めです。いいことだらけです。
はじめるのに遅過ぎるはないようです。
例えば、40歳を過ぎた運動経験のほとんどない主婦が、
走り始めて2年後にはフルマラソン完走。
その後タイムのピークが55歳。65歳の今でも毎日走っています。
なんて話はいくらでもあります。
実際レースに出るとおじさんどころかおじいさんにも、
お姉さんにも、おばあさんにもあっさり見事に抜かれます。

そもそも、なぜ走ろうかと思ったかというと、
5年ほど前に不健康がたたって体力の折れ曲がりを感じ始めまして
不規則な生活のうえに暴飲暴食の日々。タバコは一日40本以上。
これはヤバイとタバコを止めるか、運動をしようと考えたのですね。
タバコのほうは禁煙本を5冊ほど読破しましたが、
ただの時間の無駄に終わってしまい、
運動のほうはいろいろ自分に言い訳をして三日坊主。
まったくよくあるパターンです。

結論的にはがんばりすぎ、かまえすぎはよくないんだなぁ。と思い。
楽しみなながら続ける方法はないものかと・・・
で、考えたのが元来酒好きなので、
「走ったあとはビールを飲んで楽しもう作戦」でした。
ポイントは走らなければ飲んではいけない!というプレッシャーをかけるのではなく。
ビールを飲んだときのその旨さを想像しながら支度をはじめ、家を出る。
走り始めてしまえば、あとは成り行きで何とかなるもの。
自分のダメなところを逆手に取るわけです。

そして、けっして走る量を無理をしない。歩いたって全然OK。
次の日、がんばりすぎて身体が痛くて熱が出そう・・・なんて状態は
言い訳の温床をつくるだけです。
だいたいの人は自分の理想や昔のイメージで走って
「こんなはずじゃなかったのに!なんて俺はダメなんだ!!」
と自己嫌悪に陥って続かないというパターンです。

ひたすらこの後ビールがうまいだろうなぁと想像しながら
ポジティブな欲望で脳内を満たす。
とにかく手っ取り早く手に入るご褒美をせっせとつくって、
それと引き換えに走り続ける。それがコツだと思います。

雑誌「ランナーズ」を定期購読。ウエアーを買って、靴を買って、
アイポッド買って、それでもしんどくなったら
ご褒美が服になり本になり食べ物になり映画になり温泉になり、と
自分に対してある意味甘やかし続けるわけです。

それでもそんなに簡単な話ではなく、人間は欲張りだから飽きちゃうんですよね。
そういう時は最終手段。レースへのエントリーです。出来ればそれを人に話す。
これをしておけばいやでも走ります。(最後はネガティブアプローチ)
このときもコツがあって軽〜く考えてエントリーすること。
あれこれ考えると不安になってエントリーしません。

そうやって自分をうまくだましながらも、レースに出て完走したらもう大丈夫です。
プチ感動があなたを次のステップへ誘います。

といいながらここのところ走ってなくて、その影響がお腹に来ていて、
ヤバイヤバイと思いながらも寒さに負けて薪ストーブの前でお酒を飲んでいます。
今夜走る用のご褒美を考えなくては。

NO
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