リレーコラムについて

オヤジDJへの道 その2

永見浩之

と、まあ、そういう訳で、6月9日「ロックの日」から、
僕もDJになろう!と決意するわけです。

ラッキーなことに、
とっくにCDや音楽ダウンロードに移行してたにもかかわらず
今まで70年代に買いためていた何千枚ものレコードを一切売ってなかったんです。
嵩張るレコード引越しの度に処分せずに、
ずっと引きずって生きてきたのはこのためだったのか!
これに関しては、自分で、自分をほめました。

問題は、どうやったらDJになれるのかがよく分からないのです。

相変わらず、普通のオーディオセットで、家にあるレコードかけて
(そもそも自分のCMは、全部自分で選曲してきたし)
イメージで選曲はできることは分かるんです。

でも、いわゆるカッコいいDJ機材は持ってないし、
回す練習も一切しないわけです。
さらに、肝心の発表の場がないので、
自分が果たしてDJになれてるのかどうかが
自分でもよくわからない状態が約3ヶ月ぐらい続いてました。

このままではなにか悪いことして捕まった時に
「自称DJ」と報道されるなあ、
こうなったらイベントを自分で立ち上げるしかないと思って
先ほどのスタ通のおじさんDJたちと、
音楽好きのパラゴンのOさんを誘って
銀座のロックバーを貸切り「銀座ロック」という名称で
DJイベントをやることにしました。

DJ名も決まりました。
その名もNAGAMIX(!)
本当にまんまで恥ずかしいのですが、凝ったりするのも恥ずかしいので
同じです。DJシャドウだって、きっと自分では恥ずかしいのです。

僕の周りは、おとなしい僕がいきなりDJとして
「ロックかけるぜ!」という宣言したことにビックリして
そのイベントは大盛況、狭い店にぎゅうぎゅう詰めです。

来てくれた人も、こんな音楽が主体のロックパーティーなんて
あんまり体験したことないので
お酒が入るにつれ、若干狂乱気味になり、
僕もそれに答えるようにクラシックなロックをガンガン回すわけです。
そして、そこに葵プロモーションの取締役のF氏が来ていまして。

続く。

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