リレーコラムについて

忙しい?って聞かれても

中村禎

よく「お!ひさしぶりっ!!最近どう?元気?」という挨拶があります。だいたいその質問の後は「忙しい?」と聞かれます。そのときいつも返事に困ってしまうのです。「ヒマです」と答えるとなんだかバカみたいだし、「いや〜、てんやわんやですわ〜」だと、「僕は売れっ子だも〜ん」って言ってるみたいな気がするし。

で、僕らの仕事の「忙しい」というのは、早い話、「いいコピーがなかなかできない」とか「いい企画がちっとも浮かばない」状況が多いわけです。どんなに仕事が重なっても、次から次へと、いいコピーやら企画やらができてしまえば、だらだら夜中まで打ち合わせするこたあ、ないわけでしょ?だから「忙しい」と答えると自分が「いいコピーがなかなかできないヤツ」みたいな気がするんですね。(ま、そうなんですが・・・)残業代がもらえる人は、悩めば悩むほど、お金になる。いいコピーを作るのに手間取れば手間取るほど、お金が儲かる仕組みになっている。タクシーのメーターが「ち〜ん」とあがるみたいに、です。なんかヘンだよね。(ヘンだけど、くれるというのでもらっていますが)(笑)

MAがあったり、プレゼンが重なっていたり、撮影だったりして、時間的に拘束されている一日は、まあ「忙しい」といえるのかもしれません。考えなきゃいけないコピーがいくつもあって、精神的にワサワサ忙しいこともあります。

例えば、こんどの土日。会社は休みでも、月曜の午後一までにコピーを持って打ち合わせに行くとしたら、どうでしょう。僕の場合、土日はどんよりガスったような休日になります。そういう土日は「忙しい」のか「忙しくない」のかわからなくなってしまうわけです。土曜日から一泊二日で温泉なんかにも行けるんです。日曜の夜中にやればいいんです。けど。そんな温泉はいまいちガスっているんだなあ。だから家でじ〜っとしています。まるで精神的軟禁状態ですね。

たしかに「忙しい」という日はあります。でも毎日毎日「忙しい」んじゃあ、つまんないし。第一、飽きちゃうでしょ?「忙しい」のも面白いけど、それがずっとじゃ飽きるんです。

これからは「忙しい?」と聞かれたら「今日は忙しいけど明日はヒマよ」とか具体的に答えていこうと思っています。

注:別に「コラムを断った佐々木さん」をどうこうしようと、しているわけではありませんよ。たまたまそういう話題だった、ということです(笑)

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