リレーコラムについて

女性を信じちゃいけない話。

宮寺信之

 何年かぶりでマフラーを買った。
1月のある日、仕事が割と暇だったので、会社帰りにショップに入った。
いつも、焼肉屋か居酒屋かBARしか開いてないような時間に帰る私は、
「定時に帰る会社員のような時間の使い方」に妙な興奮を覚え、
パンツ4本といっしょにマフラーを買った。
買った日から1日おいて、とても寒い日、私はそのマフラーを初めて使った。
その日から1週間過ぎた、そこそこ寒い日、私はマフラーをなくした。
プレゼンに訪れた、とある会社で会議を終えた帰り道、
マフラーがないことに気づいた。
一緒に行った営業のチエさんが、
その会社の人に電話で問い合わせてくれた。
ないそうです。
会議室だけじゃなく、会議の前に待っていた入口の椅子のところとか
受付のソファとか全部探してくれたそうなんですが、ないそうです。
それが、チエさんが伝えてくれた答だった。
タクシーの中じゃないですか?
いや、たしか、あの会社に行った時までは持っていた気がするけれど。
それでも、タクシー会社にも問い合わせた。
念のために自分のオフィスも、自宅も探した。でもなかった。
 高い品物ではなかったのであきらめようと思った。
ところが、そのマフラーをなくした日から、
いろんなことが上手くいかなくなった。(つづく)

 きょうから書くことになった、ライトパブリシテイの宮寺です。
先週の佐藤弘美さんから要請され、安請け合いしたのですが、
やっぱり「サトウさん2週書いてよ。その間に考えるから」と
ゴネてみました。駄目でした。今日が来ちゃいました。
だらだらと書き連ねていきます。1エピソードで1週間持つかなあ。
つづかなかったらゴメンナサイ。つまらなくてもゴメンナサイ。

NO
年月日
名前
5772 2024.10.04 高崎卓馬 名前のない感情
5771 2024.10.03 高崎卓馬 母のひとりごと
5770 2024.10.02 高崎卓馬 批評と愛
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5768 2024.09.30 高崎卓馬 ともだちの木
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