リレーコラムについて

大林と新大林

大林孝明

大広九州の大林と申します。

8年8月8日、北京オリンピックの開幕日、
先週のコラムで
張間くんがすごいことになってると書いてた日、
ボクに息子が誕生しました。

出産の立会いを希望したのですが、
最後に分娩室に呼ばれたのは、
もう1回、いきんだところで生まれる、というタイミング。
もう頭、少し出てます。
さっきまでまだ、分娩台に横たわっていたはずなのに。

人が誕生する不思議な境界線。
生まれるのも生まれないのも次のいきみ次第だなんて。

はい、いきんで!
その声と共に頭がで手が出、
にょろにょろといった印象で足が出る。

こんな大きなものが、こんな複雑なものが、こんなに長いものが、
お腹にあったなんて…。
ホント、目が点になりました。
こんな仕事してますけど、とても言葉にできません。
生きてるのか死んでるのかわからない違和感、
まだ、この世には誕生していないことになってる矛盾。
今、思うとそんなことだと思うのですが、
映像と知識とがまったくリンクしなくて頭がパニックになりました。
そのパニックを解いてくれたのは、赤ちゃんの泣き声でした。

生きてる。生きようとしてる。

泣いてバタバタして、
あの手この手で生きてやろうとしてます。

人ってスゴイです。人が誕生するってスゴイことです。
必死で生まれてきて、必死で生きてます。

後で自分が撮影をしたビデオを見返しても
興奮していたのか、緊張をごまかすためなのか
さかんに「スッゲー」とつぶやくボクの声ばかりが入っていました。

大林に新しい大林が加わりました。

すいません、かなり私的な内容です。
さらに、自ら言うのはかなりカッコ悪いのですが、
今日、ボク誕生日です。37歳になれました。
自分の誕生日に自分の息子の誕生のことを
書かせてもらえるなんて幸せです。
ありがとうございました。
それにしても、
すっごいタイミングでバトンを渡してくれた
電通関西の張間くん、ありがとう。
でも、もうベロベロに酔っ払って、
あるはずのないICレコーダーとか探させないでね。
でもなぁ、ほっとけないんだよなぁ、パパ的には。
ボクは、つくづく人に恵まれています。

あっ、ちなみに、本日は
仲畑さんの誕生日、でもあります。

では。

誕生日の祝福メールなどありましたら。
takaaki.obayashi@daiko.co.jp

大林孝明の過去のコラム一覧

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2295 2008.08.20 大林と新大林
2294 2008.08.19 大林と大林
2293 2008.08.18 大林と林
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