リレーコラムについて

3つの「ビビッ」

阿部晶人

グーテンアーベント!
ドイツ語でこんばんは!
ダニエル君効果でみるみるドイツ語の知識が増えている今日この頃です。

突然ですが
新しいモノが好きです。

と言っても、
携帯の新機種が出たらすぐ買うような単なる「新しいモノ好き」ではありません。
世の中に新しい価値を提示しようとしているものだけにビビッとくるタイプです。
しかもまだ誰もそれに対して評価を下していないような状態のもの。
今日は最近ビビッときて、
迷わず手を出してしまった3つのものについてお話しましょう。

ビビッときた、その(1) コーポラティブハウス

2000年に手を出しました。
ある土地に住みたいと思っている人達が集まって
建築家と一緒にあーでもないこーでもないと
打ち合わせを重ねて作る注文建築の小規模マンション、
と説明すればわかりやすいでしょうか。
土地を落札するところからスタートする場合もあるので
完成まで結構時間がかかります。
その間に何度も住人(になる予定の人)同士で
外壁の色や、名前なんかを集まって決めていくので
完成する頃にはすでに住民同士かなり仲良くなってます。
職業や人柄なんかもお互いよくわかっているので
おなかがいたくなったら内科医のあの人のお宅で診てもらおう、とか
ちょっと飲みたくなったら日本酒好きのあのパイロットさんの家に行こう、とか
みんな気軽にお互いの家を出入りしてます。
ちなみに我が家に来る人は、みなさま残ったおかずを持ってきてくれます。
「阿部さんちはみんなよく食べる」というのが共通認識なんですね。
当時はあまり前例がなかったのでドキドキでしたが
今ではこの方式、結構人気みたいです。

ビビッときた、その(2) ベビーカー

2003年に手を出したのは謎のベビーカー。
子供は生まれてから数年間ほぼ毎日ベビーカーで過ごすわけですから
なるべく乗り心地が良いものを、と思ってネット上で探していたら
1台のベビーカーにビビビと反応。
やたら高い位置に椅子がついているベビーカーです。
だから、ぱっと見はオフィスの椅子を押しているかのよう。
その理由は子供をなるべくアスファルトの輻射熱や排気ガスから遠ざけるためだとか。
発見して数分後すでに購入の意思を固めていました。
散歩してるといつも何人かの人に声をかけられます。
「これ、自動ですか?」 「セグウェイですか?」などなど。
いつの間にか口コミで広がって、今では割と街中で見かけるようになりました。
先日このベビーカーを使っている人たちの「オフ会」を開催したりして
結構盛り上がってきてます。
息子はもうそのベビーカーを卒業してしまいましたが
今は妹が乗ってます。

ビビッときた、その(3) インタラクティブ広告

2002年にビビッと来て手を出しました。
それ以来、ネット広告中心の業務にシフトチェンジ。
今はインタラクティブクリエーティブというセクションで
ウェブサイトを作ったり、バナー広告を作ったり
またはテレビも含めたキャンペーン全体を考えたり
そういうことを、最近入社したばっかりの
ミドリガメ似のアートディレクター、もっちー
そしてさとし&にしやんというイケメンプロデューサー
それからご存知ダニエル君と一緒にやってます。
(1)や(2)と同じように
今後ネットが盛り上がるかどうかを見極めるのは
もうちょっと時間がかかりそうですが
そうなると信じてアイデアを考える毎日です。
もしこれを読んだアナタがインタラクティブ広告にビビッときたら
「WEBキャンペーンのしかけ方。」という本を
是非「買って」読んでみてください。
すみません。少し宣伝させていただきました。

ビビッと来なかった方に朗報です。
来週はみなさんにもっとインタラクティブの楽しさを教えてくれる大先輩に
引き継いでいただけることになりました。
アメリカ帰りのインタラクティブコピーライター佐々木康晴さんです。
アメリカでのファンシーな暮らしぶりや
あちらでのインタラクティブ広告事情などを
書いてくれるはずです。ね、佐々木さん。

それではみなさんさようなら。
またお会いできますように。
そのときには英語がペラペラになってますように。

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