リレーコラムについて

深夜のファミレスでとっておきのデート。

山上陽介

身内(女)がバンドをやっていて、
今つくっている曲の歌詞だけ見せてくれました。

まだまだ考えている途中だったみたいですが、
内容はこんな感じ。

深夜のファミレスでとっておきのデートなのに
右のテーブルではあやしい宗教の勧誘中
後ろのテーブルでは受験生たちが勉強しないでエロ話
向かいのテーブルでは職業不明のおじさんが大イビキ
左のテーブルでは日サロギャルが大きな声で長電話
深夜のファミレスでとっておきのデートなのに
これじゃ気分が盛り上がらない

みたいな内容でした。

「深夜のファミレスでとっておきのデート」っていうのが、
しかも、それを女性が書いているっていうのが、なんかいいなぁ、と。
オシャレなバーとかカフェとかじゃなくて、
「深夜のファミレスでとっておきのデート」。
どっちかの家に行っちゃえばいいのに、
もっと楽しそうなところいっぱいありそうなのに、
他になんかできることありそうなのに、
なぜか「深夜のファミレスでとっておきのデート」。
その2人の関係とか距離感とかがなんとなく伝わってきて、
僕には、ぐっときました。庶民派なので(関係ないか)。

しかし、あの歌詞に、どんなメロディがつくんだろ?
完成した曲を聴かせてもらうのが、かなり楽しみです。

ところで、ふと気がついたんですが、
このコラム、ここのところずーっと電通の人が書いてるんですね。
ちょっくらこのへんで、電通社内でのパス回しをやめて、
サイドチェンジしてみようかな、と。

というわけで、来週は、博報堂の小藥(こぐすり)くん。
博報堂に入って1年目の仕事で、
早くも2006年度の新人賞をとった、早熟の若者です。
熱い男です。愛すべき古着バカです。酒に弱いです。
それじゃ、小藥くん、よろしく。

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