リレーコラムについて

アフレコ

山崎隆明

こんにちは、山崎隆明です。のどがかれています。
さっきまでアホなアフレコCMの台詞をダラダラと喋っていたからです。

「あのアフレコCM、同じ話法でいったいいつまでやるつもりなんだ!!!」
人様に言われる前に、予防線をはって自分で言ってみました。

それにしても、うんざりするような作業です。
何度も何度も同じ映像をみてひたすら言葉を書きだしてしゃべって、
のくり返し。はっきり言って、自分の声に吐きそうになるのです。
とっても楽しそうにやってると思われているのですが、
その仕事ぶりはかなり暗いです。

このしごと、時間があいたときにすぐできないんですよね。
普通の企画作業なら電車の中とか喫茶店でボーっと考えたりできるのですが、
これは映像がないとどうもうまくいかないのです。
何度か台詞だけ考えたりもしたのですが、
いざ絵にあわせたらまったく表情や口とあわなくて、
結局ムダになってしまうことが多いのです。

あと、海外では流せない。(まあ、流す必要もないのですが)
なぜなら、洋画風映像に海外用の英語をアフレコしたら、
元に戻って、ただの普通のCMになるからです。

パブリックな場所で台詞を考えるのも危険です。
台詞のニュアンスを確認するために大声でわけわからんひとことを口走ったりしてしまうからです。
「はい、喜んで!!」とかいきなり電車の中で隣のひとが叫んだら、
怖いですよね。わたし、何度かやってしまいました。

はあ。
またしごとに戻ります。
なんかとっても暗いコラムですね。
ごめんなさいです。

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