リレーコラムについて

恥コラム:お手紙

杉谷有二

コピーライターになって痛感したのは、
「文章というものは、いかに意図が正確に伝わらないか」ということ。
これは傑作だ!と意気込んで持参したコピーが、打ち合わせでちっともウケない。
そんな見込み違いならまだしも、それ以前に、
言いたいこと自体が正しく伝わってないなんてこともよくある。

う〜ん、てことは、自分が過去に書いた文章はどうだったんだろ?
ほとんどまともに伝わってないんじゃない?
と、今さらながらオソロシクなります。
だ、だって、自分の一方的な思いばかり詰め込んじゃったラブレターって、
1通や2通や3通や4通、誰にでもあるじゃないですか。
「昨夜、キミが夢に出てきたんだ」なんて書き出しで、
便箋10枚も使い切っちゃったヤツ。ない?
ボクはあります。
あの文章たちは、彼女にどんなメッセージを届けたんだろう……。
(お〜い、もしこれ読んでたら、あの手紙は即刻燃やしてくれよ〜!)

そう考えると、やたらにメールでコミュニケーションするのってコワイよね。
誤解からケンカしちゃうカップルって多いだろうなあ、と容易に想像できる。
文章だけでは怒ってるのか冗談なのか判断つかないもんね。
実際、数年前に付き合ってた女性は怖かった。
ボクのメールの表現に何か引っかかると、
直接確かめることもなく怒り出すことがよくあった。
それ以来ボクは女性にメールを出す前に、
何度も何度も校正してしまう臆病者なのです。

教訓。
「その怒り、ちょっと待て。メールで真意は伝わらない。」

ご挨拶が遅れました。電通の杉谷と申します。
ヨチヨチ歩きだった新人の頃にデスクがご近所だった
幼なじみ的同期の津田君からバトンを受け取りました。
いまだに失恋しては一週間で5キロやせるほど悩んだり、
広いベッドで一人眠る寂しさに耐えられず毎晩ソファで丸くなったり、
そんな恥ずかしい30代(後半)男の恥ずかしさ全開コラム!
よろしく一週間お付き合いください。

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