リレーコラムについて

オカルト×鶴光

山阪佳彦

それは、先日ロケでグアムを訪れたときの出来事です。
宿泊はコンドミニアムのようなホテルでした。
名前は差しつかえがあるといけないので伏せておきます。
ダイニングとリビングとベッドルームが別々で、
一人で使うには妙に広いスペースの部屋。
設備的には申しぶんないのですが、居心地は決して良くはありませんでした。
エアコンが苦手な私は、スイッチを切っていましたが、
それでもベッドルームは、妙に涼しく感じました。

事件(?)はその部屋で起きたのです。
深夜の1時か2時ぐらいだったでしょうか。
ベッドの中でウトウトしていた私は、
入口のドアが開く気配で目がさめました。
なんと、誰かが部屋に入って来たんです。
廊下を通り、ダイニングを通り、ついにベッドルームへ。
ヤバイ!
飛び起きようとした瞬間、
ものすごい力でベッドに押さえ付けられました。
身体が動かなくなり、声も出ません。
怖くて目も開けられない状態。
とにかく誰かに助けを求めなければ。
そればかりを考えて、もがいていました。

どれぐらい時間がたったのでしょうか。
突然私は、その見えない力から解放され、
急に声が出ました。ウワァーーーーーーー!!!!
ホテル中に響き渡りそうな大声で叫んでいました。
その声に自分が驚いた程。シーツが汗がびっしょり。
すぐに飛び起きて部屋中をくまなく調べました。

トイレもバスルームもクロゼットの中も。。。
誰もいませんでした。
玄関も窓もしっかりとロックがかかったままでした。

次の朝、現地のコーディネーターにその話をして意見を求めたら、
彼は当たり前のように、ここは戦場だったからね。という返答。
話が盛り上がると思ったのに、そんなに簡単に話を片付けないで欲しいです。

このような体験をしたのは、実は2度目でした。
1度目は私が中学生のとき。今から30年も前の話ですが、
自宅の2階で寝ていた私は、そのときも
1階から階段をあがってきた何者かに、
同じ様なものすごい力でベッドに押さえ付けられたことを記憶しています。
ほんとうに怖かった。目が開けることさえできませんでした。
身体も全く動かせなかったのですが、なぜかラジオだけはよく聞こえていました。
番組はオールナイトニッポン。
その日のパーソナリティーは笑福亭鶴光でした。

「えーかぁ えーのんかぁ」

例のアルバイト情報誌のCMに遭遇するたびに、
今日も私の脳裏には、あの恐怖の体験がよみがえっています。
(これ、ネタじゃなくて実話ですよ)

つづく

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