リレーコラムについて

宗教のことですとか

進藤瑞博

小学校6年の時でしたか、
クラス内で「一人一宗教」という遊びを
流行らせたことがあります。

複雑な遊びではありません。
一人一人が教祖となって新たな宗教を創り、
それをクラス内で布教するというものです。

ルールは
1.宗教名と「ご神体」を決めること
2.創世神話を書き、戒律とともに公開すること

それだけ。

記憶は薄れているのですが、
「この宇宙は実は犬のウンコである!」
とかいういかにも小学生らしい下ネタや、
「世界の中心は愛である!」
「神はオレだ。みなひざまづけ!」
といった決まり文句が多かったように思います。
あと、神様の絵ではやたらと巨大な目玉が出てきたり、
アダムとイブの話のパロディが多かったり。

私自身の「経典」の中で覚えているのは
「人は死ぬと永遠の夢を見る。大いなる満足とともに死ぬ人は
 天国の夢を見、不安や狂気を抱えて死ぬ人は地獄の夢を見る。
 突然死ぬ人は、死と同時に意識が消滅する。
 だから人はしあわせを感じる心をきたえ続けなければならない」
とかいうくだり。

子供というのは意外に保守的で、ムチャな発想は出てこない
ものだったのだなあ、と今になって思います。

担任に知られた時は、まさかと思うくらいの力でひっぱたかれました。
当時はなにが悪いのか分かりませんでしたが。

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