リレーコラムについて

照井晶博

今月末で博報堂を退社することになりました。
7月から箭内さんがはじめる新会社風とバラッド(仮)に行きます。

93年に博報堂に入ったときは、
やめることなんてまるで考えていませんでした。
「会社をやめる」という選択肢が
漠然としたかたちながらも自分の中に芽生えたのは、
入社当時のトレーナーだった谷山さんが97年に独立したときです。

「クリエイティブを仕事にする人間は、いつか外に出て勝負すべきだ」

代理店をやめて独立するということが今より珍しかった時代、
それでも博報堂を出ていった谷山さんの後姿に、そう言われた気がしました。

今回の決断に不安がないわけじゃありません。
正直言うと、かなりあります。

ちゃんと仕事はくるんだろうか、とか。
金額交渉びびらずできるだろうか、とか。
1年たって風とロックでTシャツ売ってたらどうしよう、とか……。

それでも、いまやらないとあとできっと後悔すると思いました。
一度しかない人生です。
やりたいと思った以上やってみよう!
そう決めました。

これから進んでいく道は、いままでより困難な道だと思います。
でもこの道を行けばきっと、いままで見えなかったものが見える。
いままでいけなかったところに行ける。

いまはそう思っています。

アントニオ猪木の詩を最後に引用させてください。

この道を行けば
どうなるものか
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ

一週間ありがとうございました!
それでは、迷わず行ってきます!

来週は、
ぼく同様7月から新しい人生がはじまる中村聖子さんにリレーします。

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