リレーコラムについて

제 사랑하는 한국어(私の愛する韓国語)

原麻理子

こんにちは。
今週リレーコラムを担当している原麻理子です。
コラムの3回目は、趣味で勉強を続けている韓国語について書きます。
(勉強中なので、ちょっぴり不正確なところがあっても許してください!)

韓国語に興味を持ったのは、
BTSにハマったことがきっかけです。笑
BTSのどこがいいか……という話は一旦置いておいて、
言語としての韓国語のおもしろさについて、
思っていることを書きたいと思います。

まず、言語の音のおもしろさと、
文字のわからなさに惹きつけられました。
韓国語の文字であるハングルには、
BTSの曲の歌詞という形で接するわけですが、
「ローマ字」として、幼少期にざっくりとでも
文字と音との対応を教えられていたアルファベットと違って、
当たり前ですが読み方の見当が一切つかず、
四角とか丸とか棒とか、ただの図形にしか見えません。
それが文字で、あの歌声と一対一で
対応しているのだということが、とても新鮮でした。
それが、音との対応を覚えるにつれ、だんだんと、
一定の規則に従った、言語を書き表す記号として
認識できるようになっていく過程が、
なんとも不思議でおもしろかったです。

ハングルは表音文字なので、一度読み方を覚えてしまえば、
書かれていることの意味はわからなくても、発音することができます。
歌詞を見ながら、書かれている文字を
ゆっくりとでも声に出してみられるようになったとき、
自分の口から、いつも聞いているのと同じ音が出ている!
ということが、うれしくて仕方ありませんでした。

その後も少しずつ勉強を続けていくと、
今度は、文法があまりにも日本語と似ていることに驚きました。
「韓国語は、日本語と語順が同じだから学びやすい」
というのはよく言われることですが、本当に同じなんです。
それだけでなく、日本語と同じで主語を省略してもいいし、
「いま忙しいんですが……」のような、含みのある文末表現もできます。
私が「外国語」に対して漠然と抱いていた、
主語をはっきり!動詞を先に!自己主張!
みたいなイメージとはまったく違っていて
(恥ずかしながら、外国語≒英語のように思っていたのです)、
こんな外国語があるんだ!と、目から鱗でした。
それから、他にはどんな言語があるのだろう、と思うようになり、
自分には縁がないと思っていた外国語学習に、一気に興味が湧きました。

日本語と韓国語の似ている部分が見えてくるにつれて、
なんでこんなに似ているんだろう?
というのも気になり始めるわけですが、
ここで、言語の「系統」という考え方を紹介したいと思います。
言語は、生物の進化と同じように、
祖先となる言語が長い時間をかけて変化して、
徐々にいくつもの言語に枝分かれしていった、と考えられています。
同じ祖先にさかのぼれる言語同士は、同じ「系統」であると言い、
たとえば、英語とドイツ語は、同じ系統の言語です。
それなら、日本語と韓国語も同じ系統なのでは……?
と思いたくなるのですが、いまのところそれは証明されておらず、
どちらも系統的に孤立した、親類のない言語だとされています。
うーん、日本語の系統、気になる!

言語の歴史の話はすごくおもしろくて、
ロマンがあるなあと思うのですが、
私の知識が追いつかないので、この辺で。

읽어주셔서 감사합니다.
イルゴジュショソ カムサハムニダ.
読んでくださってありがとうございます。

次回はいよいよ最終回、
満を持して(?)、コピーについて書きたいと思います。

私も韓国語勉強してるよ!
または、私もARMY(BTSのファンのことです)だよ!
という方、お気軽に声をかけてください。
(最近あまり追えていませんが、ジョングクが好きです)

mr.harappa@gmail.com
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