リレーコラムについて

人生の節目には本がある。

戸谷吉希

巽氏こと、たっちんは、一組織・一グループにひとりは欲しい、

明るい頑張り屋さんで、なごみ系タイプ。

最近ちらっと見た時は、おしゃれな格好してた。(褒めてる)

その、たっちんからバトンを受けとった戸谷吉希です。

 

昨年5月に名古屋で独立しました。

家のことや、しごと、年齢、占い、、いろんなきっかけが

幾重にも重なって決めました。

その、きっかけの一つが今回のコラムです。

 

人生の節目には本がある。

 

20代後半で、デザイナーからコピーライターになる

きっかけとなった本が宣伝会議の「広告クリエイターの素」。

資料探しのときに、たまたま手にとった本で、

たくさんの方が紹介されており

コピーライターになってみたい!と心変わりした本でした。

 

昨年の節目は、岡本欣也さんの「ステートメント宣言。」

ちょうど、これからどうするか、独立するか、

悩んでいた時期。思春期みたいに誰でも通る季節と思います。

 

「ステートメント宣言。」これからのぼくの姿がつまっていました。

読むたびに、メモや付箋が増えていく、

読むたびに、自分はまだまだ伸びると思えてくる。

知らない言葉の世界がまだあったと、わくわくした。

こういうの書きたい。

そして、独立した。

 

自分にとって、あたらしい道が見えた本。

たぶん、文中にあった代理店の中にいてボディコピーを

ちゃんと書かずに育ってきたひとりだからだと思う。

 

本は、いつもリュックの中に入れて、擦れまくって黒ずんでる。

ペットボトルの蓋からコーヒーがもれて、装丁についた時もあったりして、

それをまたハンカチで拭きとろうとして、紙がぼろぼろ剥がれて二次災害。

一見、大事そうにしているように見えない本。

本はよごれているほど、大事にしている証拠だと思う。たぶん。

 

岡本欣也さんとは、東京時代に一度お仕事をご一緒させたもらったことがあって、

その時のメールや話し言葉は、ぜんぶ保存してメモをとっているし、

その時に、ステートメントが完成されいく課程を肌で感じられたのは、

ずごく幸運なことと思ってる。ぜったい。

 

ありがとうございました。

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