リレーコラムについて

ピカデリー柴又

松井一紘

「高輪ゲートウェイ」

 

やっぱり、すごいコピーだと思う。

いや、どう見てもすごいですよね?

こんな発想できた人いますか?

どうもこんばんは、だれが見ているのか
もはや気にすることもなくなったTYO松井です。

ネーミングっていうのは、キャッチコピーよりも大事な
コピーだなと最近つくづく思うことがあって、
そういえばどんなのがあるかなぁと考えていた時に
真っ先に出てきたネーミングがこの「高輪ゲートウェイ」でした。

いや、何がすごいかって。
この今まで数十年山手線というブランドが大事にしてきた
漢字しばりを平気で破っちゃってるんですよ。

しかも漢字だけじゃなく、線路図とか書く時に隣の駅のこととか
意識して、短く、Max四文字熟語とかにしていた暗黙のルールを
平気で破っちゃってるんですよ。

ね、すごくないですか?

「アウトオブボックス」で考えよう!

「ディスラプティブ」に行こう!
とかよく広告業界で謳われているようなこと、
一瞬にしてやり遂げちゃってるわけですから。

 

また「高輪」にくっつけた言葉が「ゲートウェイ」て。

輪の中から抜けていく、高速感ハンパないっすよね。

隣に品川さんいるのに、なんか品川さんより速く見える駅ってマジでアツい。

 

こんな日本古来の地名を大切にしてきた山手線に、

横文字を平気な顔して入れちゃうという神経は、

受容文化のある日本だからこそやや自然に感じられるものの、

これがロンドンの地下鉄とかだったらどうなってたんでしょうね。

「ピカデリー柴又」とか「ノッティング関所」とかになってるわけですからね。

 

最初すごく違和感があったものの、

ふと時間が経つと、納得がいくすごさ。

別にこの認知度向上のためにプロモーションをしたわけではないのに、

すでにこのネーミングをほぼ100%の人が知っている。

 

ということは、いいプロモーションを考えたりするよりも前に、

いいネーミングを考える方が、広告費の削減につながるということですね。

 

ちなみに高校時代、下の名前が「甲子園」

という同級生がいました。

 

 

 

ハンドボール部でした。

 

NO
年月日
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