リレーコラムについて

股関節置換手術をして思った。

仲畑貴志

老人が増え
→股関節の病が増え
→股関節病のマーケットが太り
→ビジネスチャンスが生まれ
→股関節置換の研究が盛んになり
→股関節置換の完成度が飛躍的に向上したのだ。

じつは、わたしは、
20年ほど前に、病院から脱走している。
股関節手術当日の朝、決行したのだ。
担当医師は、大先生と呼ばれる
股関節置換手術の権威であったが、
ピカッと光った顔の、
信頼できない男だったからだ。

その頃、手術は2時間、入院は3か月だった。
いま、手術時間は30分、入院は7日。

白内障の手術と同じく、
簡単な手術の部類に入った。
これ、スゴイことです。
昔なら盲目の、わたしの目が見える。
昔なら歩けない、わたしが歩いている。

こうしてみると、どの時代に生まれるかが、
一生の幸不幸を大きく決定する。
さらに、どの国に生まれるかが、
生きている意味を変えるほどの影響となる。
現在、絶対に生まれたくない国は、
いくつもある。

そして、そして、そして、シリアスな問題。
この地球が、
生まれたくない星になりませんように。

最近、そんな気持ちで書いたコピー
『宇宙でも、地球でも、
戦いやめてジャンケンで、お願い致します。
「地球人だろ。」』

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