リレーコラムについて

リバプールの全力疾走

岡田賢

今から14~5年前。

あるサッカー選手のCM撮影でイギリスのリバプールに

ロケに行きました。その選手とは、1998年

フランスワールドカップでのゴラッソが世界に衝撃を与えた

リバプールFW、ワンダーボーイことマイケル・オーウェン。

リバプールファンの自分にとって、夢のような仕事です!

撮影はオーウェンのスケジュールがタイトなこともあり

なかなかシビれる香盤でしたが、何とかオンタイムで進行。

そんな中、CDが自分のところに来て言いました。

「岡田さん、クライアントに渡す

サイン用のユニフォームをうっかり買い忘れまして。

すいませんが今から15枚ほど買って来てくれませんか?」

確かにコピーとプランの自分はスタッフの中で

唯一この現場を離れられる存在でした。

撮影スタジオから街の中心部までは距離があったので

イギリス人の現地スタッフをドライバーで付けてもらって

ユニフォームを買いに街のオフィシャルショップへ。

するとレプリカユニフォームは品薄。3枚くらいしかない。

「ステイ!ステイプリーズ!」

ドライバーに叫び、リバプールの街を

映画「ラン・ローラ・ラン」のように全力で走りました。

街じゅうのお土産ショップ、スポーツショップを回って、

やっと15枚買い揃え、車が待機している場所に戻ったら

・・・ドライバーは勝手にスタジオに帰ってた。

「マジかよ!?ステイ!って言ったじゃん!」

半泣きになりながらタクシーを捕まえ

カタコト英語で場所を伝えようやくスタジオに帰ったら

先に帰ったドライバーはニヤニヤしてこっち見てる(怒)

でもなんとか間に合って、サイン入りユニフォームは

無事にクライアントに渡ったのでした。

最後にエージェントの方が気を遣ってくれて

我々スタッフにもサインをしてくれることになりました。

15枚買ったうちの余った数枚がCD、監督、

プロデューサーに行き渡りいよいよ自分の分は・・ない(泣)

ああ、こんなに走ったのに、こんなにファンなのに。

と、その時思い出しました。「あ!オレ、これ着てた!」

添付の写真がその時のユニフォームです。

もちろん、今も大切に保管しています。

せっかくリバプールに行きながら、アンフィールド

(リバプールのホームスタジアム)にも

キャバーンクラブにも行けなかったけど

おかげで、今でも圧倒的に思い出深いロケです。

NO
年月日
名前
4582 2018.11.18 片岡良子 阿闍梨餅
4581 2018.11.17 片岡良子 ひたち20号
4580 2018.11.15 片岡良子 ひたち5号
4579 2018.11.13 片岡良子 はい!
4573 2018.11.12 春日井智子 今宵は、シャンパンからはじめましょう。
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