リレーコラムについて

3 プレゼンボードはポスター。タイトルはキャッチコピー。

田中ことは

どうも、ことはです。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

地方からカンヌ獲るために
コピーライターにできること第3段です。

■プレゼンボードはポスターです

作文ができたら、それをプレゼンボードにしていきます。
実はボードにする時も、コピーライターの能力を
フル活用できるんです。

審査員はプレゼンボードをどのように見ているのでしょう?

-ボードを見る時の目の動き
メインビジュアルを見る。→タイトルを見る。→作文を見る。

という順番ではないでしょうか。
この行動って、人がポスターを見る時と同じなんです。

-ポスターを見る時の目の動き
メインビジュアルを見る→キャッチコピーを見る→ボディコピーを見る

外国人相手のプレゼンボードだからって変にかまえず、
コピーライターのお家芸であるポスターだと思ってみませんか?
そうすると、キャッチーな絵、キャッチーな言葉がつけられるのではないでしょうか?

■タイトルはキャッチコピー

プレゼンボードがポスターだとすると、
いちばんデカイ文字であるタイトルは、キャッチコピーにあたります。
審査員をはじめ世の中の人は、作品をタイトルで呼びます。
そのタイトルが難しかったり特徴がなかったりすると、
覚えてもらえません。つまり、話題になりません。
覚えやすいキャッチコピーを考えるつもりで、作品のタイトルを考えてみませんか?

以下、いろんなタイトルの事例を紹介します。

-素敵なタイトル例

「FOOTBALL RELIGION」サッカーが宗教というのが気になる!英語がわかりやすい。

「Bills Only Collection Box」お札しか入らない募金箱。どんな企画か目に浮かぶ。

「THE JAPAN PILLHARMONIC ORCHESTRA」英語が分からない人もダジャレで覚えやすい。

-あんまりよくないタイトル例(架空)

「Happy Project」 いい感じの英語ではあるけど、どんな企画かよく分からない。日本はなぜかProjectをつけるタイトルが多いけど、Projectという単語からは企画が想像できないからもったいないと思う。

「Okasan Book」 ”Mother Book”をローマ字表記の日本語にするとこうなります。でも、日本語を知らない外国人に分かるでしょうか?
・・わかりませんよね。 よほど国際的に有名なワードならいいと思いますが、日本語は取り扱い注意かもです。

企画が分かりやすいこと。えっ?となること。
あと英語のできない日本人でも覚えられるくらい
シンプルなのが、いいタイトルです!

ぜひ、キャッチコピーを考えるつもりで、
タイトルを考えてみてください。

■まとめ

プレゼンボードはポスターとして、
タイトルはキャッチコピーとして作ろう。

明日は、この5年で名古屋チームが
もっとも進歩したポイントについて話します。

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