リレーコラムについて

安産からの難産

板東英樹

会社の同期・吉田くんから
バトンを受け取りました
電通西日本松山支社の板東です。

「リレーコラムを会社のTCC会員4人リレーWEEKに」
という吉田くんからの提案&召集メールを見て、
先週は金曜が祝日だったので、
てっきり1人1日、計4日で1週間とばかり思って、
1日なら・・・と安易に引き受けたら、
一人みっちり1週間×4人だったんッスね・・・(汗)

ということで、
気を取り直して、いや、気を引き締めて、
一週間おつきあいの程よろしくお願いします!

今年の6月、息子が生まれました。
とても安産だったのですが、命名が・・・まあ・・・難産で。

命名について周囲にヒアリングしたところ、
生まれる前にすでに複数の候補を考えておいて、
顔を見てから決める、というスタンスが最多でした。
まあ、それが命を張って出産に臨んだ
奥さんに対する旦那のせめてもの務めッスよね。

でも、かくいう私は、
実際に顔を見てからでなくちゃ
イメージできない。考えられない。
という多分に職業病チック(?)なスタンスでした。
(まあ、みんなおサルちゃんなのですが)

これ、娘のときはうまくいったんです。
けど、息子のときは・・・
あれよあれよという間に時間だけが過ぎていき、
ついには出生届け提出〆切前日、
会社で完徹する羽目になってしまいました。

コピーを書いた瞬間、書いた本人の琴線にふれる
「これだ!」感がやってきたのは、〆切当日の朝7時。

ヘロヘロになりながら、
漢字と読み、命名意図、画数すべて完璧!
というメールを嫁さんに送り、
ドキドキしながら返信を待っていると、
「見てすぐ気に入りました!おつかれさまです」
という返信が!

嫁さんには普段からコピーや企画を見せていて、
辛口かつ的確な意見をたくさん頂戴するんですけど、
今回は我が子。
嫁さん=クライアントでもあるわけです。
いつも〆切に追い詰められながら、
ヒーヒー言いながらコピー書いてる私ですが、
採用されてこれほどホッとした記憶は・・・ありません。

「命名」って、改めて見るとすごいですよね。
命に名前をつけるんですもんね。
考えてみたら、商品やサービスだって
この世にある種の使命を背負って生まれてくるもの。
だから、「ネーミング作業」とか言わないで、
あえて「命名作業」と言ったほうが、
そのコピー作業の尊さや重要性が再認識される気がします。

この命名騒動(?)には後日談がありまして、
次の日、総務のおばちゃんからメールが来ました。

「素敵な名前ですね。
 一生懸命考えてて感心しました。
 板東パパ!」

???
嫁に送ったメールを恐る恐る見返してみると・・・
ぬぅあんと!
総務のおばちゃんにも送信してた・・・ガビーーーン!

ママ・パパになる予定のコピーライターのみなさん、
命名はお早めに!というお話でした(なんじゃそりゃ)

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