歩く
歩くのが苦手です。
最近では、長いこと歩くのが若者の間で流行っているそうです。
[伊能忠敬界隈]とよばれる、都心から横浜までなど、信じられない距離を歩く人々がいます。
たしかに、ジムにいくより、道を歩くなら無料だし、代謝も上がりそうだし、いいなとは思うのです。
でも。
私はとにかく歩くのが苦手。歩かない生活にこだわりをもっており、
会社の近くや、駅近に住むことを心がけてきました。
しかし、座っていることが多いこの仕事です。3食お菓子のこともある偏食人(びと)なこともあり、丸くなってきました。
健康も気になるし、これはいかんと思い、1日5000歩を目標に歩きはじめました。
目的のない「散歩」は苦手ですが、移動という名目で目的地に向かって歩くならできる、と気がついたのです。
周りの人たちも「すごいじゃん!」「信じられないよ!」とまくし立てます。
調子付いた私は、仕事先まで1駅歩くようになりました。
1駅歩くためには、早めに家を出る必要があり、早めに家を出るためには、早めに起きる必要がある。
結果的に早起きになり、これはとてもいいのではないか。そんな予感がビリビリしていました。
1駅分だった徒歩が2駅分になり、いい感じにギアがあがってきました。
そんな1週間を過ごした、
つい先週のことです。
なにやら足が痛い。
病院に行きました。
(私はすぐ病院にいきます)
「筋肉の炎症です」と言われ、湿布を処方されました。
やる気が薄いキャンディのように、スっ…と溶けていく音がします。
そのまま撮影に向かったところ、現場のみんなは心配しながらも、「慣れないことするからだよ…」「急に人は歩けないよ」「なにをやっているんだ」と呆れていました。
反論の余地などない。
やる気のギアを一気に0から10000000にしてしまったことによる故障。
『この世で最も愚かなことの1つは、
健康を目指す過程で、健康を害することである。』
そんな言葉が浮かびました。
もう歩きません。
ほかのところで、健康は補いますから。
以上となります。