リレーコラムについて

Salon de Harem Season4 「おっさんアベンジャーズ」

手島裕司

結局1+1の自転車操業で走り始めた我々に、

にじり寄ってきた男がいます。

東京を中心に活躍してきたCMディレクター 藤田淳一です。

この男、鼻が利きます。自分にメリットがあるか? ないか?

瞬時に嗅ぎ分けられる才能を持っています。

臭いウンコに蝿がたかるように、

藤田淳一が寄ってきたということは、

ハレムは、金の臭いを放つウンコかもしれない・・・

岡田も私も悪い気はしませんでした。

 

ま、もともとよく仕事をしていた仲間でもあるし、

お互いの利害を確認した上で、

チームに迎え入れることにしました。

私が期待したのは、演出の技量もさることながら、

ハレムのお守りになるような気がしたのです。

悪い人が近づいてきたら

番犬のように察知してくれるはずですし、

見逃しそうな儲け話も敏感にキャッチしてくれるはず。

ついにハレムは、念願?の3ピースになったわけです。

 

が・・・

 

周囲から「おっさんアベンジャーズ」と言われています。

全員オーバー50。No Future感、ハンパないです。

設立前は、岡田と「若い人を育てたいね」と話していたんですが

実際に会社やり始めると、自転車操業の我々にとって

そんなことは贅沢だと知りました。

いま「こんな人がいたらいいな」と思うのは

だいたい40歳以上の経験者です。

お金の稼ぎ方を知っていて、勘違いした夢もなく、

酒飲んで「クリエーターはさぁ」とか言わない人。

もう「40歳未満は雇いません!」 と宣言してもいいくらいです。

 

これからの時代、大きな課題となる

シルバー人材活用の手本となるべく、

おっさんアベンジャーズは、

残り少ない命を燃やし続けます!

NO
年月日
名前
5772 2024.10.04 高崎卓馬 名前のない感情
5771 2024.10.03 高崎卓馬 母のひとりごと
5770 2024.10.02 高崎卓馬 批評と愛
5769 2024.10.01 高崎卓馬 再会の夜
5768 2024.09.30 高崎卓馬 ともだちの木
  • 年  月から   年  月まで