リレーコラムについて

お遍路さん

安田雅彦

私の故郷は、高知県南国市。
お遍路さんが、日常空間を歩かれていかれたのを思い出す。
夏の暑いさなか、大汗をかきながら、
押し黙って、たったひとりで歩かれてゆくお遍路さん。
まだガキだった私は、そんな姿を横目に見つつ
川へ飛び込み、鮎を追い回していた。

お遍路さんが、「死に装束」であり、金剛杖は、往き倒れに
なった時の墓標となるのだ。と教えられたのは、
ずいぶん後のことだった。
ただ、おさな心に「人は、死ぬんだなぁ」と思っただけだった。

秋場良一さんの通夜とお葬式が、終わった。
のべ千数百人の方のご会葬を賜った。
電通クリエーターが、失いかけている
「どハングリー」とか、「人間くささとか」を
一番もたれていた方だった。
皆さん、そんな秋場さんが好きだったのだと思う。

「TCC80年会」の皆さん他、たくさんの方々から
お花をいただいた。
本当にありがとうございました。

秋場さん、本当にくやしかったでしょう。
突然だもんねぇ。
そんな思いで、棺の中の顔を拝んでいた。

今年は、土佐での夏休みをゆっくりとろうと思った。

_________________________

晴れやかな、勤続20周年のお話で始まった
私のリレーコラムも2日めからは、
秋場さん、ショックで悲しいコラムばかりになって
しまいました。

そんな湿っぽさを一掃してくれそうな、
明るく、のびやかな佐藤義弘さんに、
来週を託そうと思います。
佐藤さん、よろしくお願いします。

NO
年月日
名前
6078 2026.04.07 松村紘世 イチゴ味の味
6077 2026.04.06 松村紘世 坊主
6076 2026.04.05 棚橋直生 三つ子の魂百まで
6075 2026.04.01 棚橋直生 #PR 松茸の花言葉は「ひかえめ」です。
6074 2026.03.31 棚橋直生 しまったしまった島倉千代子。
  • 年  月から   年  月まで