リレーコラムについて

4. ビジネスづくりを仕事にする。

原田朋

コピーライターをやってきてよかったと、
コピーライターではない今思う。

僕が今いどんでいるのは、
新規事業開発の仕事である。

プロダクトやサービスのコンセプトを考えたり。
ビジネスモデルそのものから考えたり。
これから世の中に出て行く、
スタートアップ企業のビジョンを考えたり。

すべての局面で、
言葉の力が必要になる。
それはコピーライターとして培ったものだ。

理屈は合っていても
人の心を動かさない言葉と、
理由はわからないが
人の心を揺さぶる言葉がある。

ビジネスづくりに必要なのは、
そのどちらでもない。
必要なのは、
理屈が合っていて、
人の心を揺さぶる言葉である。

広告の言葉は、
少しくらい間違っていても、
15秒という短い時間で
視聴者の心に傷痕を残すくらいがいい。
記憶に残す、
ということが広告の大きな役割だと思うから。

一方ビジネスづくりに必要な言葉は、
長く続くことが条件だ。
そのプロダクトやビジネスに関わる人たちが、
その言葉を胸に、
1年、5年、10年と仕事できるものでなければならない。

瞬発力と、耐久力。
と言い換えてもよいかもしれない。
耐久性のある言葉、
を作りたいと思っている。

もともとコピーライターとして好きだった仕事は、
ネーミングと企業スローガンだった。
商品として長く使われ、
企業の魂として長く使われるから。

長く使われる言葉をつくっていきたい。

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