リレーコラムについて

睡眠学習器

澤本嘉光

僕はかなり広告に影響されて人生を歩んできているわけです。
かなり、のレベルにもいろいろあると思うけれど、
かなり最上級の部類のかなりに影響されます。

高校生の時、睡眠学習器の広告が気になってしょうがありませんでした。
ドクター.キャッポーとかいう代物です。
何たって、勉強は嫌いだけどいい成績を取るのは好きという
なんか「勉強」という言葉をそのまま「仕事」に置き換えたら
今の僕、と言う学生だった私は

睡眠をとりつつ学習が出来る、という
無精きわまりないこの機械を、世紀の大発明のように考えていました。
だって、広告にそう書いてあったし。
私は成績が学年で2番になりました、とか、
英語で100点とりました、とか。それは「家出のドリッピー」か?

でも高かった、これ。
小遣いで買えるようなもんじゃなかった。
買えちゃったら、またあまり魅力も感じなかったんだろうけど。
でも、
寝ているときに学習したい。こりゃ。楽だ。
睡眠学習の
その効能や理屈は
図とともにドクター.キャッポーの広告に
解説されていて疑う余地もない。

睡眠学習、しない手はない。


自分で作ったわけです。
10分のエンドレステープを買ってきて、
そこに、自分の声で
繰り返し何度も何度も英単語を繰り返し録音しました。
もちろん訳も。

で、
それじゃまだ記憶しづらい、と思い
その単語に曲をつけて
歌いながら録音したわけです。
そのテープをエンドレスで枕元で流して
爆睡。

端で聞いていた家族は
恐らく受験のため狂ったと思ったと推察されます。
思わなかったら家族の方が狂ってる。
今ならなおさら17歳と言う言葉に意味があるから、、、怖いだろうなあ。

で、
英単語は、
すべて記憶しました。

でもそれは
睡眠学習の効果があったのか
その準備段階で覚えちゃったのか、は
定かじゃないんですが。

で、
もしかして、
正規の値段でドクター.キャッポーを買った人も、
もしかしたらこういう過程で
覚えたんじゃないのかなあ、なあんて
思ってました。
でも、
そこまでは
少年ジャンプの広告には書いてなかったんだけど。

最近、見なくなったなあ、と、思って。
睡眠学習機の広告。

かなり効いたんだけどなあ。

澤本

毎回こんな書くと
作家になっちゃうから、
次回からもっと手抜きします。

おしまい。

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