リレーコラムについて

京都帰省8.16

宮井政明

地元が京都ということもあり、毎年夏になると、
まずは祇園祭の宵山巡りを皮切りに、五条坂で陶器まつりを冷やかし、
下賀茂神社で納涼古本まつりを堪能、締めは近所の船岡山から
五山の送り火を拝むというお決まりのコースをたどっていました。
これさえ押さえておけば、私の夏は満足だったのです。

今年は転勤のため、残念ながらこのコースを
すべてこなすわけにはいきません。
で、8月16日に夜空を彩る五山の送り火に的を絞り、
帰省しました。

2、3年前までは、まだ元気だった祖母の
手を引いて船岡山に登り、右大文字、
左大文字、妙、法、船に向かってふたりで
手を合わせ、その時々の願いごとをしていました。

この夏は、甥っ子と登ることに。
「みんなの言うことをよう聞いてるか」
「夜更かししたらアカンで」
などと説教をたれながら。

頂上へ着くと、地元の友達が船に点火する係なので、
「いま船、点いたん観えたで!」
「護摩木が熱くてたまらん!」
などとメールでやりとりをしていました。

ただ今年は、陸前高田市の薪を結局使わなかったのが残念でした。
何らかの反応が出たにせよ、多分そんなのしれてるでしょ。
陸前高田市の方々が、地元で悲しそうに薪を燃やされている
ニュースを観て、つくづく何とかならんかったんかなぁ、と。

そんなこんなでこの夏は、地元京都でも
震災のことを考えることになりました。

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