リレーコラムについて

引っ越し

三島靖之

先月、引っ越しをしました。
人生で58回目の引っ越しです。

1回目は小学生の時、京都から滋賀へ。
2回目は大学生になったとき、滋賀から京都へ。
3回目は学生時代に京都から京都へ。
4回目から53回目は学生時代、引っ越し屋さんでのバイト。
54回目以降は社会人になってからです。

人並み以上に引っ越しの経験は積んでいるつもりですが、
こればっかりは何回やっても上達しません。

モノがたぶん、多すぎるのです。

僕は、本をたくさん読むというか、買ってしまいます。
3日に1冊くらい買って、
1か月に1冊くらいは読んでいると思います。

それでいて、モノを捨てるのがすごく苦手だから、
本はたまる一方。

本棚の奥を整理していると、
1回も読んでいない自己啓発本や、
100回くらい読んだHな本が出るわ、出るわ。

たまりにたまった本、いっそのこと捨ててしまえば、
引っ越しも楽なんでしょうが、
「いつかは読むかもしれない」と思うと捨てられないわけです。
いちど捨ててしまったら最後。
いざ、「あ!あのページのオッパイを見たい!」
と思っても見られなくなるわけです。

ところが、妻はそんな僕の悩みなんかおかまいなしに、
「ぜんぶ捨ててしまえ。」と言う。
彼女には、僕の宝物がすべてゴミに見えているようです。

本だけじゃありません。
僕のいちばんの宝物「うまい棒抱き枕」をも捨てろと言うのです。

うまい棒抱き枕というのは、その名のとおり有名お菓子の形をした抱き枕。
学生時代に、あんなにガリガリ君だった僕がいまのような体型になるまで、
おやつを食べ続けてようやく懸賞で当てた代物です。
僕の青春時代の思い出と寝汗が染みついた、大切な大切な宝物。

それをカンタンに「つかわないなら捨てろ」とか
「汚いから捨てろ」とか言うのです。

彼女の小学校では習わなかったんでしょうか。
僕の小学校では習いました。
「モノは大切にする」ってコト。
そして、「リレーのバトンは助走をつけてもらう」ってコト。
あ、2番目は関係ないか。
とにかく、モノは大切にしなければいけません。

捨てるくらいなら価値が分かる人にあげるわ!
ちゅーか、売るわ!

ということで、前置きが長くなりました。
(え!?前置きだったの!?)
ここで宣伝させてください。

———————
【東北復興支援/クリエイターズ・フリーマーケット】
「クリマ kansai」開催!
日時:2011.9.23(金・祝)10:30-17:00
会場:マイドームおおさか 3F展示ホール
ホームページ:http://atnd.org/events/18304

関西のクリエイター有志が集まって、
東北復興支援のためにチャリティイベントを行うことになりました。
フリーマーケットの売り上げは全額、震災復興の義援金として日本赤十字やNPO団体を通じて、東北にお届けします。
皆様お誘いあわせの上、ぜひお越しください。
入場無料です。
———————

ちなみに、僕も出店予定です。
僕の店では本とか、あと、ひょっとしたら目玉商品として、
抱き枕も出品されるかもしれません。
いや、抱き枕はないかな。あるかな。どうかな。

三島靖之の過去のコラム一覧

3045 2011.09.18 振り付け
3044 2011.09.17 引っ越し
3043 2011.09.16 滋賀県
3042 2011.09.13 モチモチ
3041 2011.09.12 突然のバトン
NO
年月日
名前
5691 2024.04.20 長谷川輝波 #マイナス5キロジーンズ@韓国の街中
5690 2024.04.17 長谷川輝波 言葉オブザイヤー@新宿ゴールデン街
5689 2024.04.12 三島邦彦
5688 2024.04.11 三島邦彦 最近買った古い本
5687 2024.04.10 三島邦彦 「糸井重里と仲畑貴志のコピー展」のこと
  • 年  月から   年  月まで