代理店コピーライターとフリーの違い
一回だけコピーの話を書きます。
同じ部に芳谷さんがいます。
いまいっしょに仕事をしていて、
こないだプレゼン帰りに皆でビールのんだのですが、
とても興味深い話をしてくれました。
おれは人が書いたコピーに手を入れられない。
おれのコピーになっちゃうから。
おれはそうやって育てられた。
だから、
「おまえのコピーやから、お前が考えろ」は、
一見冷たく見えるが、
最大級の敬意である。
けっこう呑んでいたのですが、
いっしゅんキューンとあたまが。
これはどっちがいい悪いではなく、
代理店のコピーライターって、
まぎゃくです。
よく言えば、
かたや、いろんな人に突っ込まれ、いじられ、なおされて、
岩石みたいな強靭なコピーになってゆく。
かたや、はかなく、もろいかもしれないけれど、
純粋にひとりの人間が完成させた、
刃物みたいに鋭利なコピーになってゆく。
この二つ、行き着くさきは一点ですがね。
さて、代理店におるわたくしは、どんな態度をとるべきでしょうか?
「尊敬できる人にだけ、みせなさい。」
こずるいぞ、おれ。
でも、どんまい、おれ。
さとう
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